※主要なメンバー2人(Steve CropperとDonald 'Duck' Dunn)が在籍していたスタックス・レーベル他、名盤を5枚セットにした→ソウルの名盤(超お得版)
スタックス・サウンド
ブッカーT & ザ・MG’s (Booker T. & the MG's)
中核となるスタックスのリズム・セクション
ブルース・ブラザーズの演奏って、どれを聴いてもセンスもいいし、安定感もあり、並々ならぬものを感じると思います。それもそのはずで、ドラム、ベース、ギター(クロッパー)の3人は、メンフィス・ソウルの「スタックス」レーベルの専属バンド「Booker T. & the MG's」のリズム・セクションで、「Booker T」以外の人をそのまま持ってきたのですから、当然と言えば当然です。
もう一人のギターが、スーパー・ブルース・ギターのマット・マーフィーですから、これはもう、言う事なしの凄いバンドです。ホーン・セクションの人達は映画で初めて知ったのですが、いずれもハイレベルな人達であるのは、間違いありません。そんな人達を簡単に紹介したいと思います。
代表作はインストゥルメンタル曲のみの名盤
グリーン・オニオン(Green Onions)
Booker T. & the MG's
Green Onions
収録曲
「Green Onions」はヒットした曲です。ブルースでも、「サニーボーイ・ウィリアムソン・2」が「ヘルプ・ミー」と言う曲で、この曲のリフ・パターンを取り入れていて、これがまた良いです。「ジュニア・ウェルズ」もレパートリーにしてます。
このバンドの曲は全部インスト曲で、歌う事はありません。バックに徹している、職人的な集団です。リーダーの「Booker
T Jones」はオルガン奏者です。
1. Green Onions
2. Rinky-Dink
3. I Got A Woman
4. Mo' Onions
5. Twist And Shout
6. Behave Yourself
7. Stranger On The Shore
8. Lonely Avenue
9. One Who Really Loves You
10. You Can't Sit Down
11. A Woman, A Lover, A Friend
12. Comin' Home Baby
「The MG's」の前身は、「マーキーズ:The Mar-Keys」と言う白人で構成されたバンドで、それが、リズム担当の「The MG's」と、ホーン・セクションの「メンフィス・ホーン:Memphis Horns 」に分かれました。
マーキーズ
60年代初頭のメンフィスで、最も人気のあった白人グループらしいですが、この頃のメンフィスは、BB・キングなどで有名な「ビール・ストリーターズ」なども聞くので、きっと面白い都市だったんでしょうね。地理的にも、アメリカの真中辺りと言う印象があります。 オリジナルのマーキーズの解散後は、スティーヴ・クロッパーと、ドナルド・"ダック"・ダンは、ブッカー・T&ジ・MGズで活躍します。その後は、ブルース・ブラザースで再度有名になります。
メンフィス・ホーン
メンフィス・ホーンも、実に多くのレコードに参加していて、アメリカでも、最も多くのセッションに参加しているのではと思えるほどです。超有名です。
Booker T. & The MG'sのベスト盤
The Very Best of Booker T. & the MG'sBooker T. & The MG's
Booker T. & The MG's
The Very Best of Booker T. & the MG's ※当時のドラムは「Al Jackson」です。 1975年に彼が亡くなり、後任がブルース・ブラザーズのドラマー「Willie Hall」です。 1. Green Onions 2. Chinese Checkers 3. Groovin' 4. Soul Dressing 5. Boot-Leg 6. My Sweet Potato 7. Slim Jenkins' Place 8. Booker-Loo 9. Hip Hug-Her 10. Mo' Onions 11. Soul Limbo 12. Hang 'Em High 13. Time Is Tight 14. Mrs. Robinson 15. Slum Baby 16. Melting Pot スタックスのビッグ・ネームと言えば、「オーティス・レディング(Otis Redding)」や「サム・アンド・デイブ( Sam and Dave)」「ジョー・テイラー」などですが、ブルースマンでも「アルバート・キング」と「リトル・ミルトン」の超大物が所属して、ヒット曲などを出しています。
メンフィス・スタックス・ソウルの大スター
オーティス・レディング (Otis Redding)
ライブ・イン・ヨーロッパ (Live in Europe)
1. Respect 2. Can't Turn You Loose 3. I've Been Loving You Too Long 4. My Girl 5. Shake 6. (I Can't Get No) Satisfaction 7. Fa-Fa-Fa-Fa-Fa (Sad Song) 8. These Arms of Mine 9. Day Tripper 10. Try a Little Tenderness 2曲目はブルースブラザーズがテーマソングにしてる曲で、こちらのオリジナルと、ほとんど同じにやってます。「6」と「9」では、それぞれローリング・ストーンズとビートルズのナンバーをやってます。
サザンソウルの元祖「サム・クック」の後継者的な存在で、60年代ソウルでも特にビッグな存在です。1962年のデビュー曲「These
Arms of Mine」がヒットし、スタックスと言うレーベルも有名になっていきます。 残念ながら、67年12月に飛行機墜落事故で亡くなりました。この時に同乗していた、バック・バンド「バーケイズ」のメンバーも亡くなっています。(6人中、4人が亡くなってます)
後にバーケイズはメンバー再構成して、上記のアルバート・キングのアルバムなどでも最高のバッキングをしています。 バーケイズは「スタックス」のハウス・バンドで、60年代に「ソウル・フィンガー」のヒットを出しています。このアルバムも良いアルバムです。事故後は再編成してブラック・ロック路線を歩みます。 |