ブルース・ギター(Blues Guitar)
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ギターの話:アコースティック・ギター

ナチュラルな音が良い

  • ジャズ・ギターでよく使われているギターは「フル・アコースティック・ギター」と呼ばれるタイプのギターです。「アコースティック・ギター」とは違います。
  • 「アコースティック・ギター」は、俗に「アコギ」などと略称されています。また、「フォーク・ギター」とも呼ばれています。70年代の日本でフォーク・ブームがあり、その時多く使われたギターなので、その様に呼ばれますが、これはメーカーがつけたもので、日本だけの呼び方です。
  • あくまでも、アコースティック・ギターと呼び、クラシック。ギター(ガット・ギター)とは、使用弦が「スチール弦」か「ナイロン弦」かで区別します。
  • 名前に「アコースティック」とつくものは、ボディが空洞(ホロウ・ボディ)になっています。
  • それと対称なのが、「ソリッド・ギター(ソリッド・ボディ)」です。こちらは、厚さが、4センチくらいの板で出来ていて、一般的にエレキと言うと、これが代表となります。

取り付け・取り外し自由タイプのピック・アップ

取り付け・取り外し自由タイプのピック・アップ

簡単にエレクトリック・ギターを説明しますと、最初はアコースティック・ギターに別売りのギター用のマイク(ピック・アップ)を付けてました。

 私も、40年くらい前はよくこんなのをギターに付けてました。こんなにスマートではなかったですがね。

初のエレクトリック・ギター・ES-150

Gibson ES-150
1936年に発表した、初のエレクトリック・ギター「ES-150」を、チャーリー・クリスチャンが使用していたので、チャーリー・クリスチャン・モデルと呼ばれたらしい・・・

ピック・アップ

ギブソンは、ピック・ギターにピック・アップを取り付けたモデルをいろいろと製作。

これは、よく見るピックアップですが、ギブソンの純正なのかはわかりません。

最近でも、復刻されて売っています。理由はわかりませんが、「テレキャスターのフロント」向けの製品が目につきます。

Gibson L5

Gibson L5Gibson L5

 有名なピック・ギター1900年代初め頃に「L1」が作られて、1925年頃には「L5」があったので、数年ごとに新しいモデルを出したのかもしれません。(右はかなり後年に、フロント・ピックアップが付いたもの)

Gibson ES-175

Gibson ES-175

 「L5」や「スーパー400」と言ったフルアコは、ボディが大きく重くて、音は良いが、ハウリングもしやすくて、ライブではもっと手軽なのが良いと、ESシリーズが出ました。

(ESのSは、スパニッシュ・ギターのSらしいです)

 

ピック・ギター
(スチール弦)

ピック・ギター

アコースティック・ギターです。これにピックアップを取り付けたのが、フル・アコースティック・ギターで、エレクトリックに分類されます。

ボディの天板はバイオリンのように膨らみがあり、アーチド・トップと呼ばれる。

アコースティック
(スチール弦)

アコースティック・ギ(スティール弦)

普通のアコースティック・ギター。ただ、大きさやボディ・シェイプ(形)で、いろんなタイプがあります。

ボディの天板は平らなので、フラット・トップと呼ばれる。

クラシック(ガット)・ギターもフラット・トップです。

アコースティック
(ナイロン弦)

アコースティック(ナイロン弦)

このように、高音部を弾きやすくするために、ボディの肩をエグッタのを「カッタウェイ」と言います。

これは片側だけなので「シングル・カッタウェイ」

下のES-335は、左右をえぐった、「ダブル・カッタウェイ」

Gibson ES-335

Gibson ES-335

ボディの厚さは、フル・アコの半分くらいで、中にハウリング対策で、センター・ブロックが入っています。ですから、見た目よりは、少々重いです。

いろんな問題の対策を考えて作られたので、万能タイプと言われます。ブルースでもロックでもけっこう使われてます。

(私も使ってます・・・・)

まとめ (エレアコなど)

 だいたいこんな感じに区別していますが、昨今はいろんなバリエーションがあり、「オベーション」のギターは、アコースティク構造ですが、ボディの裏が丸みがあり、サウンド・ホ-ルの形や大きさ、穴の数までいろいろです。それに、直接内蔵されたピックアップがあり、それをギターに取り付けてあるコントローラーで、ボリューム・トーンなどを調整できます。

   エレクトリック・アコースティック(エレ・アコ)

このようなタイプは、「エレクトリック・アコースティック(エレ・アコ)」と呼ばれて、最近は一見普通のアコースティックでも、ピックアップが内蔵されてるのも多いですし、最初からそのようなコンセプトで、デザインされているものもあります。(厚さや、カッタウェイなど)

    エレクトリック・アコースティック(エレ・アコ)

 

 

フルアコ(ピックギター)

特徴をまとめると

ギターの部位名称
※この画像は、ピックアップが付いていないので、ピックギターです。

 以下のサイトで、わかりやすい解説をされてますので参考にして下さい。

アーチド・トップ・ギター  アコースティック・ギター

 okehさんが、ブログ(Charlie Christian (チャーリー・クリスチャン))で触れてましたので、参考にして下さい。

 pic-upのついて、このサイトの解説がわかりやすいです。

 ジャズ・ギターでは、圧倒的にフル・アコースティック・ギターが使われていましたが、1970年頃からは、フュージョン(融合)・ミュージックが全盛となり、あまりこだわりはなくなりました。あくまでも各自の好みで使われます。

 1950年頃には、ロックの歴史を変えたギター群が販売されてきます。ジャズ用のギターに力を入れるギブソンは、ジャズとカントリー&ウエスタンの中間をいくスタイルで、ミリオン・セラーを連発した人気ギタリスト、レス・ポール氏と共同開発して、1952年に発表されたソリッド・ギター・レスポール・モデルを発表しました。

ブルースの始まり

 ブルースの始まりは100年ちょっと前になります。と言っても突然生れた訳ではなく、「ブルース」と言う単語で語られる事になった時と言う事です。

 1900年頃(1890年代)に、黒人のピアニスト「スコット・ジョップリン」が作った「メイプル・リーフ・ラグ」と言うラグタイム曲がヒットして、ラグタイムは1910年代まで、約20年間も流行しました。

 ラグタイムのリズム感覚は、同じく1990年代の頃に形作られてきたジャズに影響を与え、ブルースにも「ブギ・ウギ」と言うスタイルで取り入れられていきます。

マーチン・ギターの始まり

 当時の伴奏楽器として使われていた弦楽器は、バンジョーやマンドリンがありました。ギターは1833年にドイツから移住した「C・F・マーチン」が製作を始めました。

 マーチンの歴史は1976年にドイツで始まりました。 1894年になり、「ギブソン」が大型のギター製作を始めて、この頃からは、音が伸びないバンジョーよりも、音の良く伸びるギターの方が、ブルースの伴奏楽器として使われるようになりました。

 一人で伴奏をしながら歌うブルースに、ギターが作る和音の響きや、ボトル・ネック(ビンの首)を使ったスライドでのメロディや和音はピッタリと合い、一気にギターがブルース伴奏の主役になります。

 

書籍

偉大なブルース・マンのスタイルと名曲に学ぶ アコースティック・ブルース・ギター入門

フェンダーギターの本

ギブソンギターの本

 

 

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