カール・ウェザースビー
カール・ウェザースビー 『カム・トゥ・パパ』 Carl Weathersby(COME TO PAPA) (EVIDENCE):2000
50才くらいの人です。長い下積みがあり、40才くらいでソロアルバムを出した人で、これは4枚目あたりになる一番新しいものだと思います。(この人はリリースペースが速いので、もう新譜出てるかも?) アルバート・キングのバックでも弾いていたらしく、かなり気に入っています。声がディープで落ち着きます。ギターも太い音で弾きまくっています。正直な話、21世紀になって、こんなブルースマンを聞けるとは思わなかったな〜。お薦め!。 →Come to Papa 取り合えずは全部聴いてみたい人です。タイトル曲のオリジネーターである、『アン・ピーブルズ』がゲストで参加してるのも良いです。女性ボーカルでは大好きな一人です。アルバムの内容は全曲良いと思いますが、特に好きなのはタイトル曲と「6:WALKIG THE BACK STREETS AND CRYIN」「12:DRIFTING BLUES」あたりのブルーススタンダード的な曲です。かなり深い(ディープ)です。
サン・シールズ
サン・シールズ 『レッティン・ゴー』 Son Seals (LETTIN' GO) (TELARC):2000
この人は、25年くらい前に一枚だけ聞いていて、雑誌で見た評価はあまり良くなかったですが、私はかなり好きでした(その割に、その一枚しか買っていない)。ロック系の音作りだったからでしょうが、今になれば普通です。 ロックとブルーズは一番近いですからね。とにかく男臭い一途さがあります。ドン臭いと言えばそうですが、それもこの人の魅力でしょう。聞く程に味が出てくるタイプです。 →レッティン・ゴー スローが良いですが、ファンク色の強い曲もこの人の持味が良く出ています。キーボードで『アル・クーパー』が参加していて、ホーン・セクションを多用しているのはこの人のアレンジかな?とも思いますが、14曲も入っていて、似た様な感じの曲が多いです。 『アル・クーパー』は、60年代の有名な白人のキーボーディストですが、長くなるのでパスしておきます。『ブルース・プロジェクト』『ブラッド・スウェット・アンド・ティアーズ』のバンドや『マイク・ブルームフィールド』との『スーパー・セッション』等で有名です。 このアルバムを聴いてから25年前のを聴いてみたら、ほとんど変っていませんでした。あきれる程に変っていません。いいな〜そういうのって・・・・・ ホーンを多用しているのは、本人の好みでもあったようです。 (8/20)
しばらく前にソウルの60年代頃を追加していましたが、途中まででしたので、現在追加更新しています。と行きたかったのですが、それは密かに進行させて、このコーナーに紹介して行く事にしました。その方がページを捜すよりわかりやすいと思いますので。
さて、今日は何を聴こうかと考えていたら、突然ジュニア・パーカーの声が聴きたくなり、しっかりと3回ほど聴き返しました。日本ではそれほど人気はないようですが、ボーカル、ハープともに実に旨い人です。エルヴィス・プレスリーで有名な"Mystery Train"は彼の曲です。メンフィスで『モダン、サン』などで録音してますから、プレスリーとも接点があったでしょうね。
50年代の『デューク』時代が最高ですが、それはボビー・ブランドの方で見て下さい(ブランドの下の方にあります)。非常に洗練された軽快な歌い方が特徴ですが、鼻にかかった高めの声は非常に魅力的です。上記のサン・シールズとは対極的ですね。どっちも個性的で良いですが。
(2002年 )
リトル・ジュニア・パーカー
ジュニア・パーカー I TELL STORY SAD AND TRUE, I SING THE BLUES AND PLAY HARMONICA TOO,IT'S VERY FUNKY
この人はボビー・ブランド、B.B.キング、アルバート・キング、リトル・ミルトン等と並び称される存在でした。大きなクラブなどでも客を集められた人です。それが良いと言うわけではないのですが、大物と言われた一人です。 ソウル・ファンク路線のアルバムも実にカッコいいです。72年に39歳(40代説もありますが)で亡くなってしまったのが残念な人です。この頃は40才くらいで亡くなった人が多かったな〜。『フレディ・キング』『アール・フッカー』『マジック・サム』『オーティス・スパン』などの期待される大物が次々と亡くなって、ブルース界も凄い損失でした。 →ありませんでした。 このアルバムは、ギターに『ウェイン・ベネット』、ベースにはフージョンのギター・アルバムも出している『フィル・アップチャーチ』と、センス抜群のバックに乗って実に味のあるパーカーの歌・ハープが聴かれ、今聴いても古さを感じません。それにしても、歌がうまいな〜!! このアルバム自体は入手困難かもしれませんが、ベスト盤に"Funny How Time Slips Away""No One Knows (What Goes on When the Door Is Closed)"あたりが入っているのを見ました。ビートルズのカバー曲が数曲入ってましたが、どんなテイクなのかな〜、微妙なところです。
サン・シールズ
サン・シールズ 『ミッドナイト・サン』 Son Seals (MID NIGHT SON) (ALLIGATOR):1976
おととい掲載した、サンシールズの昔の盤です。CDあるかな〜。もし見かけたら一聴を! パーカーとは反対にエグイ、濃い〜歌とギターです。
↑上の文章を書いたのが2年前でしたが、探したらあるもので、昔のジャケットでありました。 →Midnight Son
ラッキー・ピーターソン
ラッキー・ピーターソン(Lucky Peterson) GITANES (1999)
今日は一番上の『カール・ウェザースビー』のアルバムでキーボードを弾いていた、この人を聴いてみました。ギターも上手いんですね〜、ワウワウ・ペダルを全編に使用していて、かなりカッコ良いです。ボーカルはそれほど好きなタイプではないのですが、アルバム全体の雰囲気が気に入ってます。 ルーサー・アリスンに捧げた"TRIBUTE TO LUTHER ALLISON"と、ジョニー・ギター・ワトソンの"TA TA YOU BABY"のタイトルがあったので買ってみましたが、最近良く聴く一枚です。
→Lucky Peterson
B B キング
B B キング(ルシール・トークス・バック) B B KING (LUCILLE TALKS BACK) ABC(1976)
"B B KING"のページでは取り上げませんでしたが、ラッキー・ピーターソンを聴いていたら、ワウワウ・ペダルを使用した"B B KING"を思い出し、改めて聴いてみました。 彼がワウワウ・ペダルを使用するのは珍しいと思いますが、なかなか良いです。スタンダードな曲とファンキーな曲が半々と言ったところですが、リラックスしてやっている感じがします。当時は『もっと迫力があれば良いのに』などと感じていましたが、今はとてもリラックスして聴ける一枚です。
→Lucille Talks Back
最近70年代のレコードを聴く事が多くなりました。メインのコーナーに書く為に聴いていたのですが、
当時は色々と広く聴いていたので、まとまりがつかず、更新しないままになっていました。
もう、カテゴリ分けするのも面倒ですし、結局好きなものを聴くと言う事になるのですが、
大雑把に言えばブルージーであり、ソウルフルであり、ファンキーである感じの音楽を聴き続けました。
『あれも、これも』となるとキリがないので、『ブルース好きが聴けば、きっと気に入るだろうな』を基準にしたいと思います。
(2002年 )
オー・ヴィ・ライト(O.V.WRIGHT)
オー・ヴィ・ライト (O.V.WRIGHT) LIVE (HI) (1979)
今日はブルースではなく、ソウルの2タイトルで、どちらも日本でのライブです。 二人とも『ハイ・レコード』に在籍した事がありますが、オー・ヴィ・ライト(O.V.WRIGHT)の方はスタジオのミュージシャンを従えてのライブです。 私的には、このハイ・スタジオのメンバーの演奏の方が、同じメンフィスのビッグなソウル・レーベルのスタックス・サウンドよりも好きです。 オー・ヴィ・ライトはこの来日後に亡くなってしまいました。この時も体調は悪かったようで、もうすっかり痩せていましたが、搾り出すような歌がたまりません。ソウル・ボーカルでは1番くらいに好きです。 →Live in Japan
日々雑聴4や追加のページでも別のアルバムを取り上げてます。
オーティス・クレイ
オーティス・クレイ (OTIS CLAY) LIVE! (VICTOR) (1978)
こちらは2枚組で、たっぷりと聴く事ができます。とにかく熱いライブです。バックのメンバーは聞いた事のないメンバーですが、このライブでの演奏は良すぎるほどに良いです。
→Soul Man: Live in Japan
同じライブではないですが、やはり日本でのライブです。日本人はお客さんを暖かく迎えるので、良いライブが多いですね。ライブは気分が良いと、自然に良くなります。
日々雑聴5でも別のアルバムを取り上げています。
このライブでの曲のスタジオ盤なども紹介しています。
|