ブルース・ギター(Blues Guitar)

ブルース・ギターを弾こう!(3)

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●ブルース・ギターを弾こう (3)●

■ブルースは一般の音楽と違い、セブンス・コードを、トニック・コード、サブドミナント・コード、ドミナント・コード(これは元々セブンス)の全部に使うという珍しい(?)音楽です。下記に前頁のコード進行を全部セブンスに変えて掲載します。

※これまでどおり、キーをE(開放弦のコードが使える)とC(基本的に理解しやすい)で書いていきます。

参考図:12小節ブルース進行


最初から最後までセブンスで占められていますが、普通、「ブルースでセッションしよう」と言ったら、特に注文が無い場合はこのような進行を使います。
■1〜4小節まで、同じコードが続く単調さを変える為に、2小節目にサブドミナント使います。(赤丸)

■あと、11小節目〜次のコーラスの4小節めまで、6小節もトニックコードが続く単調さを変える為と、コーラスのツナギに変化をつける為、12小節目にドミナントを使います。(コーラス最後の赤丸)

■この二つのケースは、普通の進行と同じくらいの頻度で使われています。レコードなどで、聴いてみて下さい。

図:1
コード・フォームは沢山覚えておこう    
図:2

 
■まず、Cのコードを見てみます。赤丸はルート(1の音:つまりCです)の音をプロットしたものです。
コードを把握する上で、常にルートがどこにあるかを基本に考えます。
(ギターの場合は、バンドでやる時はルート音、5度の音は省略して押さえたりします。)
■ギターのフレット上で、同じ音が、どことどこにあるか、その規則性をしっかり覚えましょう。
コード・フォームは沢山覚えておこう その2   
図:3

 
■さらに、コード構成音をプロットしました。これを見て、四色がかたまっているあたりが、一つのフォームになります。
適当にさがしてみましょう。
コード・フォームは沢山覚えておこう その3    

  図の3で5弦の3フレットのCを中心に考えてみましょう。

■まず、左の様なフォームがあります。5弦ルートとした基本的な押さえ方です。バランスのとれたコードで、よく使います。


※「人」は人差し指、「中」は中指、以下同じです。

■上のフォームと同じ様になりますが、6弦の5度の音を入れたものです。

■一人で弾く時などは、ルートを弾きながらのほうが良いでしょうから、薬指で、5弦と6弦をまとめて押さえたりもします。

■響きを試して、その時に良いと思う方を使えば良いでしょう。

■またも同じようですが、6弦のGの音を1弦に替えたものです。

■これも基本的なフォームで、よく使います。

※後述しますが、テンションノートを加えたりする時の為に、これらのフォームを覚えるのが近道になります。

■人差し指で3フレットを全部押さえても良いですし、1弦や6弦は省略してもいいです。

■その時の流れで、例えばメロディーを弾きながらコードを入れるなど、その時々で押さえるフォームを変えて使えば良いでしょう。

■最初は自分に合った、押さえやすさや、気に入った響きを基準に考えましょう。特に決まった規則はありません。
■上のコードに近いところで、こんな押さえ方もあります。

■インパクトのあるフォームで、ギター・ソロのなかでも、アクセント的に使ったりもします。
コード・フォームは沢山覚えておこう その4    
図:4

 

■今度は、もっと高いフレットポジションのコード構成音をプロットしました。これを見て、四色がかたまっているあたりが、一つのフォームになります。ここでも適当にさがしてみましょう。


図の4で今度は6弦の8フレットのCを中心に考えてみましょう。


■まず、左の様なフォームがあります。6弦ルートとした基本的な押さえ方です。バランスのとれたコードで、よく使います。これは、5弦ルートの時と同じ形で、1弦分下方向(6弦側)に移行したと考えてもいいです。


ギターの場合、ポジションの目安として、5弦と6弦のルート、1弦のルートなどを考えると良いでしょう。
※1弦と6弦は同じ音配列になります。

■8弦に人差し指が並んでますが、全部まとめて押さえます。これも基本的な形ですので、押さえられるようになりましょう。

■上の形と同じですが、小指で2弦の11フレットを追加するだけです。これもよく使います。

■上の形の人差し指で押さえているのを解除した形ですが、押さえない音はミュートして下さい。

※図では上図と同じ指を指定してますが、中指を人差し指に替え、薬指を中指に替えた方が応用がききます。どちらのフォームも使いましょう。
■これは、4弦のルートを中心にしたフォームです。これも使い方次第では良いアクセントになります。


最も基本となる、「Cセブンス」はこんなところでしょうか。10フォームを紹介しましたが、これらを他の音をルートにして、全部やってみて下さい。

最初は特に使うキーだけでも良いですが、いずれは全部覚えましょう。

次回からはテンションやその他のよく使うコードを書いていきます。
(5/10頃から)


上達のコツ
●毎日弾く
●時間が許す限り弾く
●弾けないと思っても弾く→知らぬ間に弾けていたりする

ブルースのギター弦

私は、20代の半ばまでは、主に0.009か0.010のフェンダーかアーニーボールのセットを使っていましたが、ブルースには0.012くらいのセットが良いと思い始め、太目の弦を張るようになりました。実際の市販のセットは、3番弦がワウンド弦になってしまうので、0.011のセットにしました。50代半ば過ぎた今でも、頑張って太目の弦をチョーキングしてます。

あと、20年くらい前に、ピックを使うのをやめました。最初は不安でしたが、1年ほどで慣れました。ちなみに、フェンダーの70年代のストラトとリイシューされた、ギブソンES-335DOTを使用していますが、ES-335DOTの方は、頑張って0.012よりも太い弦に代える予定です。(3番弦も巻き弦で)

今使ってるセット

パワースリンキー

あるいは

   今度ES-335に張る予定
ダダリオ:D'Addario EJ21

3番弦がワウンド

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12小節1コーラスの定番進行を「前半」「中盤」「後半」の各4小節に分け、それぞれ20個のフレーズを紹介しています。

 


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