ホーム > ブルース名盤・最初に聴こう > ブルース名盤・最初に聴こうの5 |
ブルース・メイン三大キングウェストサイドシカゴブルース
ピアノ・ブルーステキサスブルースオンリー・ワンアン・アーバー・フェスリズム・アンド・ブルースソウル日々雑聴 |
三組のピアノとギターのデュオ・アルバム
|
| |||||||||||||||
| |||||||||||||||
1940年代シカゴ(シティ・ブルースの継承)
|
|
THE BEST OF BIG MACEO: THE KING OF CHICAGO BLUES PIANO1. WORRIED LIFE BLUES |
リロイ・カーと同じく30年位前に出ていた有名なアルバムです。(二枚組)シティ・ブルースの代表的なスタイルである、ピアノとギターのデュオでも、傑出した存在と言えます。
ビッグ・メイシオは1940年代の最も影響力のあるブルース・ピアニストの1人で、1905年、アトランタで生まれたとされています。 リロイ・カーと同じ年ということになりますが、初レコーディングは10年程遅れてからです。
1941年にシカゴに出て、ギタリストのタンパ・レッド(Tampa Red)と出会います。1946年までの間、一緒に活動し多くの録音を行なっています。タンパ・レッドは洗練された美しいサウンドのスライド・ギターを弾く人で「魔術師」と呼ばれました。この頃の重要なシティ・ブルースマンです。スクラッパー・ブラックウェルとは異なり、多くの個人録音があります。
ビッグ・メイシオのピアノスタイルは、ブギ・ウギのスタイルとリロイ・カーのブルース・ピアノの両方を継承している感じです。タッチの強いプレイ・スタイルは、ブルース・ピアニスト達に強い影響を与え、50年代にマディ・ウォーターズ・バンドで活躍した、オーティス・スパンなどもその一人です。
50年代前半のシカゴは、マディ・ウォーターズやハウリン・ウルフなどの、南部からのブルースマン達が作り出す新しいエレクトリックサウンドが定着して、ヒット・チャートにも登場するほどの活況を呈しました。
マディ・ウォーターズ・バンドのピアノは、オーティス・スパン。この人も若くして亡くなりましたが、歌もピアノもほんとに素晴らしいブルースマンでした。
Otis Spann Is the Blues 1. Hard Way 2. Take a Little Walk with Me 3. Otis in the Dark (インスト) 4. Little Boy Blue 5. Country Boy 6. Beat-Up Team 7. My Daily Wish 8. Great Northern Stomp 9. I Got Rambling on My Mind #2 10. Worried Life Blues |
ロバート・ロックウッドとのピアノ・ギターのセッション。聴くほどに味が出るシカゴ・ブルースの名盤です。基本的に二人とも歌が良いです。特にスパンの声はハスキーで、何ともいえない深みがあります。演奏は両者とも超一流のプレイです。初めてのセッションなので、時々ギクシャクするのもご愛嬌ですね。
おそらく1日で行われたセッションのようで、30曲ほども演奏しています。(St. Louis Jimmy Odenのボーカルが4曲あり)
2枚のアルバムに分散して販売されたようで、この他にも同じセッションのアルバムがあります。(他にもあるかもしれません・・)
|
備考
こちらのページも参考に・・ピアノブルース/シティブルース
こちらのページも参考に・・ピアノブルース/シカゴブルース