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フレディー・キング (FREDDIE KING)

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フレディー・キング (FREDDIE KING)

エネルギッシュ・ナンバー1、とにかく力が入ります

Born:1934 : Died:1976

いつでも気合で歌い弾くフレディー・キングは、三人の中では一番若くて、他の二人よりも10才くらい年下です。しかし、76年に42才の若さで他界しました。10才も年下で『三大キング』と呼ばれたのですから、やはり凄い人です。

年齢的には、オーティス・ラッシュバディ・ガイといった、シカゴ・ウエストサイド・ブルースの世代で、実際この人も仲間だったようです。スタイルはビー-・ビー・キング(B・ B ・キング)の影響下にありますが、かなり攻撃的なギターを個性としています。インストゥルメンタルのヒットもあり、ギターへのこだわりはかなりです。

テキサスで生まれ育ち、「Blind Lemon Jefferson」や「Lightnin' Hopkins」といったカントリー・ブルースを聴いて育ったようですが、15歳くらいの時にシカゴに引越したようで、まさにマディ・ウォーターズ達が作り出すシカゴ・バンド・ブルースが全盛の頃です。

1950年代にも「Chess」などでレコーディングをしたようですが、一躍有名になるのは「Federal Records」時代で、1960年の「Have You Ever Loved a Woman.」からです。60年代初期にはインストゥルメンタルも録音し、かなりのヒット曲を出しています。「Hide Away」は、1961年のビルボードチャートで29位になったほどです。

1968年には「Atlantic Records」傘下の「Cotillion」と契約。70年に「Shelter Records」、74年の「RSO 」と契約、1976年に心臓麻痺で42歳で亡くなりました。

レーベルを替りながら、スタイルを変えていきますが、最終的にはファンク味のロックという感じになりました。それがまた、一番イキイキとしています。

フレディー・キング
1934-1976

freddie king1934-1976

MY FEELING FOR THE BLUES

FREDDIE KING 1934-1976

A:
1:PACK IT UP
2:SHAKE YOUR BOOTIE
3:T'AINT NOBODY'S BUSINESS IF I DO
4:WOMAN ACROSS THE RIVER
5:SWEET HOME CHICAGO
B:
1:SUGAR SWEET
2:TV MAMA
3:GAMBLING WOMAN BLUES
4:FARTHER ON UP THE ROAD

 追悼盤として出たと思います。最終的にファンクっぽいロックブルースに辿り着いた感じのフレディーですが、『やはりフレディだからこそだな』と思わせるものがあります。

どちらかと言うと、『迫力はあるが、大味な感じ』のボーカルなので、結果、このスタイルが良くハマっていると思います。『こうじゃなければ、フレディじゃない』とでも言いましょうか。クラプトンが参加してます。

近年のブルースは、これくらいのギターの歪み具合は当たり前?・・・

後のブルースギターのサウンドにも、かなり影響を与えている、フレディ・キングのギター・サウンドを聴いておきましょう。

フレディ・キング
シングス

sings

FREDDY KING SINGS

 

 

このアルバムと下のを合わせて選曲した感じのアルバムもありました。

Blues Hero
24曲入りで、これは良いです。 かなり楽しめそうなアルバムです。

FREDDIE KING SINGS

A:
1:SEE SEE BABY
2:LONESOME WHISTLE BLUES
3:TAKIN' CARE OF BUSINESS
4:HAVE YOU EVER LOVED A WOMAN
5:YOU KNOW THAT YOU LOVE ME
6:I'M TORE DOWN
B:
1:I LOVE THE WOMAN
2:LET ME BE
3:IT'S TOO BAD THINGS ARE GOING SO TOUGH
4:YOU'VE GOT TO LOVE HER WITH A FEELING
5:IF YOU BELIEVE
6:YOU MEAN, MEAN WOMAN

 アルバムとしてのデビュー作で、60年のものです。全曲ボーカルもので、ストレートすぎる程のブルースです。この10年後にかなりなロックギターになるのが、想像つきません。尤も、私の場合は、ロックギターになったフレディを先に聴いているのですが。

フレディ・キング
ハイド・アウェー

HIDE AWAY

Blues Hero

HIDE AWAY

A:
1:HIDE AWAY
2:I'M TORE DOWN
3:WASH OUT
4:.HAVE YOU EVER LOVED A WOMAN
5:LOW TIDE
B:
1:THE STUMBLE
2:SEE SEE BABY
3:SIDE TRACKED
4:I LOVE THE WOMAN
5:REMINGTON RIDE

上と同じ頃のものですが、こちらはインスト曲が6曲入っています。ただ、重複する曲が4曲あり、それも、ボーカルものは4曲とも重複しています。

フレディ・キング
ラージャー・ザン・ライフ

LARGER THAN LIFE

LARGER THAN LIFE

LARGER THAN LIFE

A:
1:IT'S BETTER TO HAVE (AND DON'T NEED)
2:YOU CAN RUN BUT YOU CAN'T HIDE
3:WOKE UP THIS MORNING
4:IT'S YOUR MOVE
5:BOOGIE BUMP
B:
1:MEET ME IN THE MORNING
2:THINGS I USED TO DO
3:AIN'T THAT I DON'T LOVE YOU
4:HAVE YOU EVER LOVED A WOMAN

かなりギンギラにショーアップされたライブ盤(一部スタジオ録)で、このサウンドが最終形となってしまいます。

RSOレーベルからは、ベスト盤のような追悼盤も出ています(上のトップに紹介)。ロックとファンクが合体したようなRSO時代は、ブルースサイドからは、あまり評価はされませんでしたが、私の場合はよく聴きました。

いつの時代でも、止まると言う事はないのですから、良い悪いは別として、音もスタイルも変化していくのは当然で、このスタイルが当時のフレディ・キングとして、私は評価しています。

亡くなる直前、74~75年頃のライブだと思いますが、アルバムを一生懸命探しましたが、書いてません。同時期のアルバート・キングと共に、ライブ盤では最も好きな1枚です。

実際、ロックが好きで、数年かけてブルースを聴くようになった私には、最も好みのスタイルでもありましたし、ライブでのスローの入り方などは、「非常にカッコ良い」と感じました。

フレディ・キング
ウーマン・アクロスザ・リバー

WOMAN ACROSS THE RIVER

シェルターでは、これが1番好きです。タイトル曲は、フレディにぴったりで、カッコいいですね。

WOMAN ACROSS THE RIVER

 

このアルバムを含むシェルター時代のベスト盤です。3枚買うより良いかも?

The Best of the Shelter Years
ロック系が好きな人は必聴盤。

 

  トップ▲

WOMAN ACROSS THE RIVER

A:
1:WOMAN ACROSS THE RIVER
2:HOOTCHIE COOTCHIE MAN
3:DANGER ZONE
4:BOOGIE MAN
5:LEAVE MY WOMAN ALONE
B:
1:JUST A LITTLE BIT
2:YONDER WALL
3:HELP ME THROUGH THE DAY
4:I'M READY
5:TROUBLE IN MIND
6:YOU DON'T HAVE TO GO

ロック・ピアニストである、レオン・ラッセルが作ったシェルター・レーベルからは、3枚程リリースされていると思います。完全にロックサウンドになってますが、フレディは元気なので、とても好きな1枚です。

フレディ・キング
マイ・フィーリング・フォー・ザ・ブルース

MY FEELING FOR THE BLUES


MY FEELING FOR THE BLUES

MY FEELING FOR THE BLUES

1:YONDER WALL
2:STUMBLE
3:I WONDER WHY
4:STORMY MONDAY
5:I DON'T KNOW
6:WHAT'D I SAY
7:AIN'T NOBODY'S BUSINESS WHAT WE DO
8:YOU DON'T HAVE TO GO
9:WOKE UP THIS MORNING
10:THE THINGS I USED TO DO
11:MY FEELING FOR THE BLUES

コテリオン時代、70年のものです。コテリオンでは2枚あり、その2枚目ですが、メンバーは前作からの流れで、キング・カーティスの一派で作られています。アレンジャーがダニ-・ハサウェイと言う、当時のソウル・フュージョン的な音です。オーティス・ラッシュも同じようなコンセプトのアルバム(MOURNING IN THE MORNING)がありますが、良い曲と、そうでない曲がハッキリ出る感じがします。私としては、フレディはバリバリのギンギンが合っていると思うので、この後に遷った、シェルター~RSOレーベルの方が好きですが。

これは、CD盤です。

ビデオ

ビデオです。
Beat 1966

DVDもありました。
伝説のテレビ映像「ザ・ビート」

アメリカのTV番組でのライブビデオを最近見ました。B B、アルバートは日本公演も何度か見ていますが、早死にしてしまったフレディは、見る機会もなくて、初めてステージを見ました。ギターの凄さに驚きました。バックバンドがゲイトマウス・ブラウンのバンドだったのにも驚きましたが、残念ながら、二人のバトルは1コーラス(取って付けた様な)のみでした。

17曲も入っていますので、かなり楽しめます。66年の演奏ですから、一番良い頃かも知れません。右に曲目を掲載します。14曲目まではTV番組からの収録で、66年のもの。あと3曲はスエーデンでの73年のライブからです。

THE !!! BEAT 1966

THE !!! BEAT 1966

1.FUNNY BONE
2.HAVE YOU EVER LOVED A WOMAN
3.SAN-HO-ZAY
4.I'M TORE DOWN
5.HIDE AWAY
6.I LOVE THE WOMAN
7.PAPA'S GOT A BRAND NEW BAG
8.SEE SEE BABY
9.SITTING ON THE BOATDOCK
10.SHUFFLE
11.SHE PUT THE WHAMMY ON ME
12.SAN-HO-ZAY
13.FUNNY BONE
14.HIDE AWAY
15.HAVE YOU EVER LOVED A WOMAN
16.BLUES BAND SHUFFLE
17.BIG LEG WOMAN

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