パワーブルース

ビー・ビー・キング(BBキング)(B.B.King)(B.B.キング)

ビー・ビー・キング(B.B.King)のおすすめ盤

キング・オブ・ブルース

Born:1925 : Died:2015

 ビー・ビー・キング(本名:ライリー・B・キング)も多くの長期にわたり活躍した人と同じく、楽曲・アルバムがあまりにも多過ぎ、それがいろんなところから発売されていて、現在も現役で新録音が出ていますから、かなり迷います。それにジャケット・タイトル共に再発売時に変ったのとかが、よくわかりません。(B・B・キングに限った事ではないですが)

 なるべくCD発売が確認出来たのを取り上げます。ただ、あまりにも完成されたイメージが強く、どちらかと言うとアルバート・キングのラフな感じの方が好きでした。むしろ最近になってから、以前より聴くようになりました。長生きしてずっとブルースを、それも飛び切りのパワーブルースをやって欲しいですね。

 ブルース・ブラザーズ2000では主役的な存在でしたし、エリック・クラプトンとのコラボレーション・アルバムなど精力的に活動するビー・ビー・キングは半世紀以上もブルース界の顔的な人でした。生まれはミシシッピー州サンフラワー郡インディアノーラの近くと言いますから、アルバート・キングとも近いですね。二人はライバルでもあり、二人ともビッグすぎて、あまり仲が良さそうじゃありません。

 何度か同じステージに立ったりもしていますが、仲が良さそうには見えません。昔はイトコ説もありましたが、どうも違うようです。ビー・ビー・キングのイトコと言えば、「ブッカ・ホワイト」は本当にイトコです。子供の頃は教会のコーラス隊にも入っていて、ゴスペル的な歌唱を形成する礎になったと思われます。

 ビー・ビー・キングは、ブルース・ブラザース・2000に主役の一人のような感じで出演しています。この後も自身の、ライブのDVDなども発売されていますが、もう存在感だけでも良いと言ったところですが、年齢に関係なく、達者な歌とギターが聴かれます。

 1作目のブルース・ブラザースが、ブルース界に貢献したことは多く、一般にブルースの魅力を広めてくれたと思います。元々、多くのスタイルがあるのですが、どうしても暗いイメージに取られがちなブルースです。そのあたりを変えてくれたかなとも思います。

 ブルース・ブラザース・2000では、沢山の有名ミュージシャンがギャラなしで出演しているそうです。ビー・ビー・キングも、1作目にも出演したかったらしいです。 最後シーンのルイジアナ・ゲータ・ボーイズでは、エリック・クラプトンとビー・ビー・キング前面にいましたが、同じ頃には、二人のコラボ・アルバムも作り、やはり、常にブルース界の中心にいる人です。

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 ※ BB・キングやアルバート・キングが影響を受けた人達についてはこちらで。

ザ・ジャングル

ビー・ビー・キングのTHE JUNGLE

60年代の人気アルバム。スタジオ盤は50年代は下のを聴いて、そんなところでいいかなとも思います。「ロック・ミー・ベイビー」が入っていないのが少々残念ですが。
ザ・ジャングル
紙ジャケ仕様あり

 初期について、もう少し詳しくはこちらで新規紹介。
ビー・ビーとクラプトンの2

THE JUNGLE

A:
1:THE JUNGLE
2:5 LONG YEARS
3:EYESIGHT TO THE BLIND
4:BLUE SHADOWS
5:THE WORST THING IN MY LIFE
6:BEAUTICIAN BLUES
B:
1:AIN'T NOBODY'S BUSINESS
2:BLUES STAY AWAY
3:I STAY IN THE MOOD
4:I CAN HEAR MY NAME
5:GOT 'EM BAD
6:IT'S A MEAN WORLD

私の場合、後述する3枚のライブ盤を重点的に聴いてきましたが、スタジオ録音盤のなかではこれをよく聴きました。60年頃のケント時代のものです。昔から人気があったアルバムです。

シンギン・ザ・ブルース
1956年

ビー・ビー・キングのSINGIN' THE BLUES

このアルバムにもう一枚分追加されてます。初期の録音はこれで良いのではないでしょうか。50年代の代表曲のほとんどが聴けます。
Singin' the Blues/The Blues

 

SINGIN' THE BLUES

A:
1:PLEASE LOVE ME
2:YOU UPSET ME BABY
3:EVERY DAY I HAVE THE BLUES
4:BAD LUCK
5:3 O'CLOCK BLUES
6:BLIND LOVE
B:
1:WOKE UP THIS MORNING
2:YOU KNOW I LOVE YOU
3:SWEET LITTLE ANGEL
4:TEN LONG YEARS
5:DID YOU EVER LOVE A WOMAN
6:CRYING WON'T HELP YOU

デビュー(50年)当時から56年頃までのもので、この頃の曲を集めたアルバムが、どれだけあるかはわかりません。これは、CD盤では20曲くらい入ってるようで、どんな曲かはわかりませんが、取り合えず(あくまでも取り合えずです)初期のビー・ビー・キングを知るには充分と思います。

2010年になり、当サイトも10年近くなるので、この時代をエリック・クラプトンとビー・ビー・キング・2010年追加版(ビー・ビー・キング)にまとめました。最近、ますます好きになりました。

ライブ・アット・ザ・リーガル
1965年

 ビー・ビー・キング/ライブ・アット・ザ・リーガル

Live at the Regal
これは超名盤です。

※CDはジャケットデザインが変わっています。(けっこう沢山あります)

トップ▲

LIVE AT THE REGAL

A:
1:EVERYDAY I HAVE THE BLUES
2:SWEET LITTLE ANGEL
3:IT'S MY OWN FAULT
4:HOW BLUE CAN YOU GET
5:PLEASE LOVE ME
B:
1:YOU UPSET ME BABY
2:WORRY, WORRY
3:WAKE UP THIS MORNIN'
4:YOU DONE LOST YOUR GOOD THING NOW
5:HELP THE POOR

いよいよライブ盤です。以下の3枚は、どれも名盤と呼ばれたものです。こちらは64年のシカゴ・リーガル劇場でのライブです。これが一番人気かも知れません。超名盤と呼ばれています。

バンド全体のブルーブも良いし、BBの歌・ギター最高です。

ブルース・イズ・キング
1967年

ビー・ビー・キングのBLUES IS KING

 

個人的には一番聴いてます。
ブルース・イズ・キング

 

トップ▲

BLUES IS KING

A:
1:WAITIN' ON YOU
2:GAMBLER'S BLUES
3:TIRED OF YOUR JIVE
4:NIGHT LIFE
5:BUZZ ME
B:
1:DON'T ANSWER THE DOOR
2:BLIND LOVE
3:I KNOW WHAT YOU'RE PUTTIN' DOWN
4:BABY GET LOST
5:GONNA KEEP ON LOVING YOU
6:SWEET SIXTEEN

年代的にはこれは2番目で、66年のシカゴのクラブでのライブです。一番聴いたと思います。3枚共にビー・ビー・キングもバンドも完成度が高く、今聴いてもシビレます。

ライブ・イン・クック・カウンティー・ジェイル
1971年

ビー・ビー・キング/LIVE IN COOK COUNTY JAIL
Live in Cook County Jail (Rmst)

Live in Cook County Jail& Completely Well(2in1)

Completely Well (Rmst)
ここでは、紹介が漏れましたが、これもいいアルバムです。在庫2枚みたいです。 

LIVE IN COOK COUNTY JAIL

A:
1:INTRODUCTION
2:EVERY DAY I HAVE THE BLUES
3:HOW BLUE CAN YOU GET
4:WORRY, WORRY, WORRY
B:
1:MEDLEY:3 O'CLOCK BLUES
~ DARLIN' YOU KNOW I LOVE YOU
2:SWEET SIXTEEN
3:THE THRILL IS GONE
4:PLEASE ACCEPT MY LOVE

ここでは、大ヒット曲の『スリル・イズ・ゴーン』が聴かれます。刑務所でのライブですが、最初の女性MCなど刑務所に場違いのようですが、妙な雰囲気があります。70年頃のライブです。

それにしても、数年間に3枚もライブ盤がリリースされるのもあまり無いのでは。

ここでピアノを弾いているのは、アルバート・キングに見出された後、BBキングのバンドに採用された、まだ10代のロン・リービー(Ron Levy)です。

ライブ・アンド・ウェル
1969年

Live & Well

Live & Well

1. Don't Answer The Door
2. Just A Little Love
3. My Mood
4. Sweet Little Angel
5. Please Accept My Love
6. I Want You So Bad
7. Friends
8. Get Off My Back Woman
9. Let's Get Down To Business
10. Why I Sing The Blues

ライブとスタジオが半々という感じです。音が良いのと、当時のファンキーなシンコペーション・リズムが今聴いても良いと感じます。

BBKINGとボビー・ブランド
1974年

Together for the First Time Live

今聴くと、ほんとにありがたいライブと感じますね。メンフィスの「ビール・ストリーターズ」では同じメンバーですが、実際どんな活動をしていたのか?
これは1974年のライブです。

 

Together for the First Time Live

1. 3 O'Clock Blues
2. It's My Own Fault
3. Driftin' Blues
4. That's The Way Love Is
5. I'm Sorry
6. I'll Take Care Of You
7. Don't Cry No More
8. Don't Want A Soul Hangin' Around
9. Medley: Good To Be Back Home/Driving Wheel/Rock Me Baby/Black Night/Cherry Red/It's My Own Fault...
10. Everybody Wants To Know Why I Sing The Blues
11. Goin' Down Slow
12. I Like To Live The Love

ブルース界の巨頭2人が同じステージでやるのが聴けるとは。70年代の後半頃に来日した時は、BBはアルバート・キングと一緒で、ブランドはゲイトマウス・ブラウンと一緒だったと記憶してますが・・・

勿論、セッションではなく別のバンドを率いての来日だったような・・

BBKINGとボビー・ブランド2
1975年

Together Again Live

Together Again Live

1. Let The Good Times Roll
2. Medley: Stormy Monday Blues/Strange Things Happen
3. Feel So Bad
4. Medley: Mother-In-Law Blues/Man Old World
5. Everyday (I Have The Blues)
6. Medley: The Thrill Is Gone/I Ain't Gonna Be The First To Cry


これもありがたいアルバムです。6曲と少ないですが、メドレーが3つ入ってるので、充分聴き応えはあります。

これは1975年のライブです。

ビー・ビー・キング
1971年

ビー・ビー・キングのB.B.KING IN LONDON

 In London [Bonus Track]

 

 

ロンドン・セッション
B.B.KING IN LONDON

A:
1:CALDONIA
2:BLUE SHADOWS
3:ALEXIS BOOGIE
4:WE CAN'T AGREE
B:
1:GHETTO WOMAN
2:WET HAYSHARK
3:PART TIME LOVE
4:POWER OF THE BLUES
5:AIN'T NOBODY HOME

71年6月にロンドンで行った録音。ピーター・グリーン、アレクシス・コーナー、ドクター・ジョン、リンゴ・スター、スティーヴ・マリオットなどが参加しています。イギリスのロックミュージシャンとのセッションアルバムはハウリン・ウルフマディ・ウオーターズにもあります。ロック好きな人は、ここから入るのが良いかも知れません。

「CALDONIA」は良いですね。「ALEXIS BOOGIE」のアコースティック・ギターの競演もなかなかです。

ビー・ビー・キング
1978年

ビー・ビー・キングのMIDNIGHT BELIEVER

Midnight Believer/Take It Home

やっと見つけた感じです。「Take It Home 」との2on1ですね。

Take It Home

ミッドナイト・ビリーバー
MIDNIGHT BELIEVER

A:
1:WHEN IT ALL COMES DOWN(I'LL STILL BE AROUND)
2:MIDNIGHT BELIEVER
3:I JUST CAN'T LEAVE YOUR LOVE ALONE
4:HOLD ON(I FEEL OUR LOVE IS CHANGING)
B:
1:NEVER MAKE A MOVE TOO SOON
2:A WORLD FULL OF STRANGERS
3:LET ME MAKE YOU CRY A LITTLE LONGER

テキサスファンクのクルセイダーズとのセッション。1978年リリースで、翌年に続編「Take It Home 」をリリース。尤も、この頃はクルセイダーズはフュージョンバンドでしたが、やっぱりカッコ良いです。70年代のビー・ビー・キングのスタジオ録音盤では、一番気に入ってます。

馴染みやすい
ブルースアルバム

ブルース・ブラザーズ等

ロック系との影響

1960年代

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おすすめ

ロック・ミー・ベイビー

「ザ・ジャングル」で、「ロック・ミー・ベイビー」が入っていないのが少々残念と書きましたが、これに入っています。重複がありますから、曲目掲載します。この頃の曲は名曲が多いんですよね。これは50年代から60年代初期までの録音です。

ロック・ミー・ベイビー
ロック・ミー・ベイビー

1.ROCK ME BABY
2.EVERYDAY I HAVE THE BLUES
3.WOKE UP THIS MORNING
4.YOU UPSET ME BABY
5.WHEN MY HEART BEATS LIKE A HAMMER
6.SNEAKIN’ AROUND
7.SWEET LITTLE ANGEL
8.PLEASE LOVE ME
9.SWEET SIXTEEN PART1
10.SWEET SIXTEEN PART2
11.3 O’CLOCK BLUES
12.YOU KNOW I LOVE YOU
13.BAD CASE OF LOVE
14.TEN LONG YEARS

 

DVD

B・B・King&Friends
1987年

いろんな人をゲストにしたライブが多くなる頃。どんな曲にも対応して、BBらしさを出せる幅があるので、楽しめます。

B・B・King&Friends スーパースターライブ 1987

B・B・King&Friends スーパースターライブ 1987

THE JAZZ CHANNEL PRESENTS
200*年

こちらは、ディナーショーのようなライブで、アット・ホームです。サイドメンのギターがジャズタイプで、BBと良い対象になってるのが私は好きです。それにしても達者だ!

THE JAZZ CHANNEL PRESENTS~ B.B.キング ライヴ

ライブ・イン・アフリカ
1974年

 はずれが無いBBingの多くのライブの中でも、かなり気に入っているライブです。アフリカと言う祖先の地でのライブで高揚しているのか、非常に熱いものを感じます。バックには、若き日のラリー・カールトンも、また私のフェイバリット・キーボードのロン・リーヴィーも。とにかくすばらしいライブです。

ブルース・サミット
1993年

ゲストは、一番上のライブよりもブルース、ソウルのツワモノばかりです。男女ともに、ブルース界ではおなじみの面々です。

ブルース・サミット・コンサート [DVD]

ブルース・サミット・コンサート [DVD]

さらに、CDもあるのですが、こちらはスタジオ盤です。曲目は違いますが、メンバーはほとんど同じですね。(ビデオが行方不明で8年ほど前の記憶なので、間違っていたらすみません・・)

ブルース・サミット・コンサート [CD]

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90年代からは、けっこう企画ものが多い感じですね。まあいろいろと楽しめて良いのですが、DVDとCDで、同じタイトルで、片方がライブでもう一方がスタジオ盤などの変則的なのもあるので、購入時はチェックしたほうがいいですね。

映画
ロード・トゥ・メンフィス
2004年

ロード・トゥ・メンフィス
昨年(2004年)公開された映画です。「ウッドストック」の撮影監督としてアメリカの音楽シーンを見つめ続けたリチャード・ピアース監督によるソウルフルなブルース・ロード・ムーヴィーです。

B.B.キング、ボビー・ラッシュ、ロスコー・ゴードン、アイク・ターナー、ルーファス・トーマスなど、メンフィスを拠点にしたブルース、ファンキー、ソウルの人達を多数。

Good Live!!

 1974年のアフリカでのライブは、もの凄いハイテンションのBBキングが堪能できます。バッキングにラリー・カールトンも・・

 

1990年代になり、音が良い!

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