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ジョン・リー・フッカー(JOHN LEE HOOKER)

JOHN LEE HOOKERの追加

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ジョン・リー・フッカー(元)

 

オフィシャル・サイト
ディスコグラフィーが
あります。

 

復活後の晩年のアルバム

B.B.Kingの追加Eric Claptonの追加から始めたら、ジョン・リー・フッカーも1989年に「ヒーラー」でみごとにカムバックと話題になってましたので、ちょっと追加したいと思います。こちらもゲスト陣が盛り上げてる感じですが、やはり存在感のジョンが居るからこそと言えます。BBとの違いは、BBが自ら積極的に曲の雰囲気を作りリードしながら仕上げていってる感じがするのに対して、ジョンは周りの人達に自由にやらせておいて、最後に自分がドップリと入っていく感じがします。
素敵なのでどちらも有りだと思いますし、おそらくそれが二人にとっての必然なのでしょう。あと、1作目の「ブルース・ブラザース」 に、ジョン・リー・フッカーは出演しています。
Jealous
Jealous
Healer
Healer
Mr Lucky
Mr Lucky
1986年 (Pointblank)
スタジオ盤としては1978年以来の、久しぶりとなるアルバムです。(ライブ盤は結構出てましたね) セルフ・プロデュースですが、けっこうファンキーな作りで、チョッパー・ベースも飛び出します

。ディレイのかかったギターとか、若干の違和感もありますが、嫌なサウンドではなく、ブギなんかは非常にかっこいいです。
1989年 (Chameleon)
ブレイクのきっかけとなったデビュー40周年記念に出されたアルバム。タイトルの1曲目はサンタナとのコラボですが、イントロは完全にサンタナのアルバムかな?、と言った感じですが、ジョンの歌が入るとまた世界が変わります。

ジョンのお気に入りのボニー・レイットはBBにも参加していたな。まあ、ロック界のお馴染みのゲスト陣という事で、素晴らしいアルバムに仕上がった感じです。
1991年
今度は、アルバート・コリンズやロバート・クレイと言ったブルース畑の人気者も参加。(やっぱり、BBとダブルな~・・)
この二人も非常に良い感じで、自分のアルバムよりも乗りが良いくらいです。

1曲目から「ジョニー・ジョンソン」のブギ・ウギ・ピアノがいかしてます。ヴァン・モリソンはBBでも参加してますが、どうもジョン・リーの大ファンらしく、この後には、プロデュースする作品もあります。
 Boom Boom
Boom Boom
Chill Out
Chill Out
Don't Look Back
Don't Look Back

1992年
やはり、どれも良いのはジョン・リー・フッカーという人の類まれな声と曲作りのセンス、さらにはギターの腕と言ったものが、全部揃ってレベルが高いからなんでしょうね。BBも同じことが言えるのですが、半端じゃないのですね。

語り調の曲が目立つアルバムですが、ジョンは一人での表現が本来なので、ロバート・クレイのバンドが付いた時と比較するのも面白いです。ゲストもロック畑、ブルース畑から多彩です。
私の好みでは、一連のコラボでは、このアルバムが一番好きですね。

1995年
バンド半分と弾語り(デュオ) が半分と言った構成で、サンタナが参加してる1曲以外は、昔からのジョンを感じさせる音です。チャールズ・ブラウンのピアノも渋くて、ジョンと合ってるなと感じます。オルガンでは、ブッカーT・ジョーンズも参加しています。

次作ではプロデュースもするヴァン・モリソンとのデュオもあります。推定75歳くらいと思いますが、バリバリの存在感です。やっぱり声の持つ存在感は何よりも強いですね。

 

1997年
Healer(1989年)からのゲスト・コラボの締めくくりの5作目ですが、カントリー歌手でソウルフルな白人シンガーの「ヴァン・モリソン」がプロデュース。

前作では弾語りが多かったのですが、本作はバンドでの曲がほとんどで、トータルなサウンドも非常に聴きやすく、良いアルバムだと思います。チャールズ・ブラウンも参加してるのが嬉しいですね。

ジョンもチャールズも数年後には鬼籍に入ってしまいます。

 

The Best of Friends
The Best of Friends
The Hot Spot
The Hot Spot
 
1998年
1989年に「THE HEALER」で見事にカムバックをはたし、97年「Don't Look Back」までコンスタントに5枚のコラボ盤を出しましたが、。

それらから2~3曲ずつ選曲して、新録音を追加したベスト盤。新録も3曲も入っていて、聴きやすく、入りやすいアルバムです。

彼を慕い、尊敬して集まったロック・ミュージシャンのサポートの中で、例えようも無い存在感の凄さがうれしいです。お馴染みの曲の再演も多く聴かれます。80歳とは思えません。

1990年
ちょっと変わった感じなので、一連のコラボ作品から外しましたが、映画のサントラでは、あの「マイルス。デイヴィス」とのコラボがあります。デニス・ホッパーが監督した作品です。
マイルスのつぶやくようなトランペットの音に、ジョンのうめき声が絡むと、なんとも言えない世界が広がります。
ギターとトランペットの絡みも面白いです。もう一人ギターが居て、ボトルネック・スライドを弾いてるのは、「タジ・マハル」ですね。こちらも雰囲気があります。
まあ、興味が湧いたら聴いてみては・・・・

 

⇒ジョン・リー・フッカー60年代のアルバム

ジョン・リー・フッカーの場合、すでに1950年代に完成された一人での弾語りも大きな魅力ではありますが、私は個人的にバンド・サウンドが好きなので、どうしてもドラムとベースが入っているアルバムに手が行きがちです。それでも、ジョンの場合は、セミアコースティック・ギターを使い、アンプで音作りをしているので、つまりエレキの音なので、弾語りでもかなり好きな方です。
バンド・スタイルが完成された、60年代頃のヴィー・ジェイの頃が良いですが、海外などいろんな録音があるので、いろんな楽しみがある人です。
It Serves You Right to Suffer
It Serves You Right to Suffer
The Big Soul
The Big Soul
トラヴェリン
トラヴェリン
1965年
ジョンのスロー曲の代表的なナンバーのタイトル曲は、64年にヴィージェイ録音され、その後(翌年?)インパルスで録音されたもので、メチャクチャカッコ良いです。

1962年
いろんな事をやるジョンですが、デトロイトで活動していたとは言え、モータウンのマーサ&バンデラスをコーラスにしてるアルバムです。

ちょっと不思議な感じがしますが、慣れるとこれもまた良いかなというところです。

ボーナス7曲くらい入ってますね。


1961年
ヴィージェイではバンド・スタイルが確立され、エディー・テイラーなどの腕達者がバックをつけます。

下3枚もこの頃からのライブですが、スタジオ盤もバラエティがあり、私的には一番楽しめる頃です。オリジナルは12曲入りです。

こちらもボーナス6曲

Live At The Cafe Au Go-Go
Live At The Cafe Au Go-Go
I Feel Good
I Feel Good
I'll Play the Blues for You I'll Play the Blues for You

1966年
ライブ盤も多数ありますが、マディ・ウォータズ・バンドをバックにした、ニューヨーク・カフェ・ア・ゴー・ゴーでのライブ。聴けるだけで嬉しいメンバー。

オーティス・スパンのピアノも良いです。

1969年
バンドでのスタジオライブ的なアルバム。と言うのも、なんとローウェル・フルスン(ギター)、キャリー・ベル(ベース)、SP・リアリー(ドラム)のメンバーでのセッション。

こちらも想像するだけで面白いメンバーです。フランス録音と言うことは、ヨーロッパ・ツアーか何かのついで?・・・。それでも面白いです。

 

1977年
何故かアルバート・キングとカップリングでのアルバムですが、一緒に演奏してるようでもなく、アルバートが4曲、ジョンが5曲と言う構成です。

二人ともこの頃は、ライブ盤を多数録音していますが、けっこう後になってリリースされたりしてる感じがします。(日本だけ?)

向こうではリリースされてたのかはわかりませんが、録音されて10年・20年経ってから聴いたアルバムも多数あります。

でも、あまり気にならないです。リマスターされて音が良くなっているのもあれば、様々です。

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