1986年 (Pointblank)
スタジオ盤としては1978年以来の、久しぶりとなるアルバムです。(ライブ盤は結構出てましたね) セルフ・プロデュースですが、けっこうファンキーな作りで、チョッパー・ベースも飛び出します
。ディレイのかかったギターとか、若干の違和感もありますが、嫌なサウンドではなく、ブギなんかは非常にかっこいいです。 |
1989年 (Chameleon)
ブレイクのきっかけとなったデビュー40周年記念に出されたアルバム。タイトルの1曲目はサンタナとのコラボですが、イントロは完全にサンタナのアルバムかな?、と言った感じですが、ジョンの歌が入るとまた世界が変わります。
ジョンのお気に入りのボニー・レイットはBBにも参加していたな。まあ、ロック界のお馴染みのゲスト陣という事で、素晴らしいアルバムに仕上がった感じです。 |
1991年
今度は、アルバート・コリンズやロバート・クレイと言ったブルース畑の人気者も参加。(やっぱり、BBとダブルな~・・)
この二人も非常に良い感じで、自分のアルバムよりも乗りが良いくらいです。
1曲目から「ジョニー・ジョンソン」のブギ・ウギ・ピアノがいかしてます。ヴァン・モリソンはBBでも参加してますが、どうもジョン・リーの大ファンらしく、この後には、プロデュースする作品もあります。 |
1992年
やはり、どれも良いのはジョン・リー・フッカーという人の類まれな声と曲作りのセンス、さらにはギターの腕と言ったものが、全部揃ってレベルが高いからなんでしょうね。BBも同じことが言えるのですが、半端じゃないのですね。
語り調の曲が目立つアルバムですが、ジョンは一人での表現が本来なので、ロバート・クレイのバンドが付いた時と比較するのも面白いです。ゲストもロック畑、ブルース畑から多彩です。
私の好みでは、一連のコラボでは、このアルバムが一番好きですね。 |
1995年
バンド半分と弾語り(デュオ)
が半分と言った構成で、サンタナが参加してる1曲以外は、昔からのジョンを感じさせる音です。チャールズ・ブラウンのピアノも渋くて、ジョンと合ってるなと感じます。オルガンでは、ブッカーT・ジョーンズも参加しています。
次作ではプロデュースもするヴァン・モリソンとのデュオもあります。推定75歳くらいと思いますが、バリバリの存在感です。やっぱり声の持つ存在感は何よりも強いですね。
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1997年
Healer(1989年)からのゲスト・コラボの締めくくりの5作目ですが、カントリー歌手でソウルフルな白人シンガーの「ヴァン・モリソン」がプロデュース。
前作では弾語りが多かったのですが、本作はバンドでの曲がほとんどで、トータルなサウンドも非常に聴きやすく、良いアルバムだと思います。チャールズ・ブラウンも参加してるのが嬉しいですね。
ジョンもチャールズも数年後には鬼籍に入ってしまいます。
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1998年
1989年に「THE HEALER」で見事にカムバックをはたし、97年「Don't Look Back」までコンスタントに5枚のコラボ盤を出しましたが、。
それらから2~3曲ずつ選曲して、新録音を追加したベスト盤。新録も3曲も入っていて、聴きやすく、入りやすいアルバムです。
彼を慕い、尊敬して集まったロック・ミュージシャンのサポートの中で、例えようも無い存在感の凄さがうれしいです。お馴染みの曲の再演も多く聴かれます。80歳とは思えません。 |
1990年
ちょっと変わった感じなので、一連のコラボ作品から外しましたが、映画のサントラでは、あの「マイルス。デイヴィス」とのコラボがあります。デニス・ホッパーが監督した作品です。
マイルスのつぶやくようなトランペットの音に、ジョンのうめき声が絡むと、なんとも言えない世界が広がります。
ギターとトランペットの絡みも面白いです。もう一人ギターが居て、ボトルネック・スライドを弾いてるのは、「タジ・マハル」ですね。こちらも雰囲気があります。
まあ、興味が湧いたら聴いてみては・・・・ |
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