ロバート・クレイ:1991年~2010年
1990年の「ミッドナイト・ストロール:MIDNIGHT STROLL」以降は、例によってポツリ・ポツリとしか聴いていませんが、最近少し追いつきました。数年間ずっとお気に入りで聴き過ぎて、さすがに少し遠ざかっていたのですが、BB・キングのブルースサミットなどでは、「やっぱり良いな~」などと思ってました。
1999年に移籍した「Rykodisc」での2枚は、ほとんどソウル・アルバムですが、元々ソウルを歌っても絵になる人なので違和感は無いです。良い曲も多いですし、好みの問題かなと思います。2003年に移籍した「Sanctuary」からも2枚のリリースがありますが、デビューした頃の作りに戻った感じもします。あくまでも私が感じた傾向としてです。
クレイのサウンドは重厚であり、さらに濁りがないと言うことがずっと貫かれていると思うのですが、ライブでもその感じを再現していくタイプの人でして、近年になって出たライブ盤も良いと思います。
1990年以降のアルバム
マーキュリー (Mercury)
「ミッドナイト・ストロール」以後も、マーキュリーからは4枚リリースされます。当時はリリースがコンスタントに続いて順調ではあったと思いますが、私もちょっと飽きてきたと言いますか、聴き方が雑になってきました。これも仕方が無いことと思います。ただ今またじっくり聴くと、作品そのものは非常に丁寧な作りで、改めてこの人の実力を感じます。「マーキュリー」の盤は、どれもハズレは無いです。
I Was Warned (Mercury:1992年)
I Was Warned
特に変わったところは無いですが、楽曲の良さは相変わらず素晴らしいです。歌も・ギターも、バックの音も演奏も良いです。タイトル曲などは、哀愁たっぷりで好きです。
Shame & A Sin (Mercury:1993年)
Shame & A Sin
「アルバート・コリンズ」が参加してますが、これもやはり良い曲が揃っています。どうも私がこだわらなくなったのかも知れませんが、全体にレベルが高いところで安定しているので、コメントが難しいです。
Some Rainy Morning (Mercury:1995年)
Some Rainy Morning
このあたり(と言っても5年間くらいあるのですが)では、一番気に入ってる感じです。
Sweet Potato Pie (Mercury:1997年)
Sweet Potato Pie
マーキュリーからのラストアルバムですが、これも良いです。
Definitive Collection (2007年)
Definitive Collection
1. Phone Booth
2. Bad Influence
3. Playin' in the Dirt
4. Smoking Gun
5. I Guess I Showed Her
6. Right Next Door (Because of Me)
7. Don't Be Afraid of the Dark
8. Forecast (Calls for Pain)
9. Consequences
10. I Was Warned
11. I Shiver
12. Moan
13. Trick or Treat
14. Love Gone to Waste
15. Survivor
16. Poor Johnny
ほとんど「マーキュリー」(ハイトーンも含めて)からリリースした、10枚からのベスト盤ですが、各アルバムから1曲・2曲」くらいなので、不足感は否めませんが、有名曲は揃っているので良い選曲のアルバムです。ラストの「Poor Johnny 」だけは、2005年の(Sanctuary)からのアルバム「
Twenty
」からだと思います。マーキュリーを去って10年ですが、ほんとアッと言う間ですね。 |