マラコ・レーベルは60年代からあり、私も『トミー・テイト』だけは聴いていたのですが、失礼ながらその後は、会社の存亡さえわかりませんでした。そこから、こんなに多くのベテランのアルバムがコンスタントにリリースされ、ヒット曲もあったりと、80年代の私を一番楽しませてくれました。 |
Z・Z・ヒル
ブルース、ソウル関係なく誰でも親しめるアルバムだと思います。 Down Home
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DOWN HOME
Z.Z. HILL (1981)
この人は元々、サザン・ソウルシンガーなのですが、このアルバムに入っている『ダウンホームブルース』がきっかけで、一時ブームになり、この感じのブルース・ソウルの録音が増えました。 リズム的には、どうと言う事のないゆったりしたシャッフルですが、周期的にブルースブームが来るのは好い事で、この後のマラコから出た多くのアルバムは、当時『良いブルースアルバムが出ないな~』と嘆いていた私に、再度購買意欲を湧かせてくれました。 1984年に42才で亡くなってしまいますが、ラスト録音と思える"I'M
A BLUES MAN"も良いアルバムです。
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ジョニー・テイラー
これがありました。
This Is Your Night
この後の2作くらいとのベストですが、私はその2作も好きなアルバムです。 The Best Of Johnnie Taylor On Malaco,...
ついでにその2作もありましたので。 Wall to Wall
Lover Boy
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THIS
IS YOUR NIGHT
JOHNNIE TAYLOR (1984)
ジョニー・テイラーも、当時10年ぶりくらいで聴いたのですが、マラコで出してくれて、本当に良かったです。 ソウル界では1番好きな声の持ち主で、70年代はあまり良いアルバムが無く、期待はしていましたが、ここで出してくれたと言う感じでした。この後もかなり良いアルバムが続きます。
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ラティモア (ベニー・ラティモア)
これはありませんでした。この前後どちらか忘れましたが、似た感じのがありました。 Slow Down
他にマラコ盤では聴いているのがなく、マラコ以前の「グレイズ」と言うマイアミのレーベルから出ていたものとかがあり、それも良いので取り上げます。 Straighten It Out: Best of
次も良いです。 Turnin' up the Mood
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GOOD
TIME MAN
LATIMORE(1985)
ディープで、かなりまったりと濃厚に歌うベニー・ラティモアです。それ以外に表現が浮かばないのですが、デニス・ラサールとのデュオはヘヴィーで聴かせてくれます。 これ以前、以後も、マラコだけでもかなり出ていまが、これが一番すっきり感じます。
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デニス・ラサール
RIGHT PLACE, RIGHT
TIME
Love Talkin' [2004] |
RIGHT PLACE, RIGHT
TIME
DENISE LASALLE(1985)
デニス・ラサールも、大ベテラン・ソウルシンガーです。マラコでもすでに何枚か出していて、これ以降も出ていますが、これが一番ブルージーかなと思います。 上のラティモアとのデュエットがここでも聴かれます。この前後に出たアルバムも好盤です。この人はソングライターとしても優れていて、多くの曲が色々な人に歌われています。
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ボビー・ブランド
2枚ともありました。 Members Only
After All
ついでにこれも。 Midnight Run
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MEMBERS ONLY
BOBBY BLAND(1985)
超円熟したブランド節が聴けただけでうれしかった1枚です。とにかくシャウトして、鼻まで鳴らしてくれます。ボビー・ブランドは、『アン・アーバー』のコーナーに掲載してあります。
AFTER ALL
BOBBY BLAND(1986)
上に同じです。
それにしても20年も経ったとは・・・
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リトル・ミルトン
大体古い順です。どれも良いです。 Annie Mae's Cafe
Count the Days
Too Much Pain
The Blues Is Alright
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ANNIE
MAE'S CAFE
LITTLE MILTON(1986)
リトル・ミルトンはギターも名手で、スタックスの頃はもう少し前面に出していましたが、マラコではかなりオフな録音になっています。 最初は物足りなさもありましたが、とにかく歌が良いので聴き続けています。このアルバムは今でも良く聴いています。
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