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シティ・ブルース誕生の頃リロイ・カー(LEROY CARR) : 1905~1935年1930年代シカゴ最高のコンビ
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Bottleneck Guitar 1928-1937
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The Essential
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Georgia Tom (Thomas A. Dorsey) Vol. 1 (1928-1930)MP3ファイル |
ニューオーリンズの対岸の町「アルジャーズ」で生れました。生年は1897年の説もあります。10歳頃にメンフィスの近くに引越して、その頃にはバンジョー、ギターをマスターし、10代の半ばには流しの仕事やサーカスの仕事もしていたそうです。 かなりの女傑なわけですが、歌もギターも力強くて当時のシティ・ブルースマン達の中に入っても、一歩もひけを取らない存在でした。 1920年代の女性ボーカルが主役だった古典ブルースが下火になり、その後の女性ブルースシンガーでは一番活躍した人かも知れません。
Hoodoo Lady 1933-37 | Queen of Country Blues 1929-37 |
最初の結婚相手は9歳年下のスチール・ギターの名手「ケイシー・ビル・ウェルドン」で、この人はメンフィス・ジャグ・バンドのメンバーでもありました。その後離婚し、ジョー・マッコイと再婚して「カンサス・ジョー」と「メンフィス・ミニー」のコンビで1929年から1935年に離婚するまで、かなりの録音を行っています。このコンビで1929年にレコード・デビューし「バンブル・ビー」が大ヒットしました。 1939年に、「リル・サン・ジョー」と3度目の結婚をして、1950年代までコンビやバンドとして活動します。とにかく溌剌としてカッコ良いのです。
メンフィス・ミニーの2回目の結婚相手のジョー・マッコイは、ミニーとのコンビ名ではカンザス・ジョーを名乗っていましたが、他にもハレルヤ・ジョー他、10個くらいも芸名を使ってました。どうも、いろんな活動をした人のようで、当時のミュージシャンは隠れて複数のレコーディング契約をしていることもあったようで、使い分ける必要があったのでしょう。
元々、とても器用な人で、トミー・ジョンソンのようなジャクソン・スタイルから、スキップ・ジェームスのようなベントニア・スタイルの曲もやっています。 彼は兄のチャーリー・マッコイ(マンドリン等)や、ハーブ・モランド(トランペット)、オーデル・ランド(クラリネット)、ホーレス・マルコム(ピアノ)達と、「ハーレム・ハムファッツ」と言うバンドを作っていました。
Harlem Hamfats 1 | Harlem Hamfats 2 | Romance in the Dark |
1930年代のシカゴでは、ハーモニカよりも管楽器がフロントに立つことが多かったようです。 このバンドがなかなかシャレていて、シティ・ブルースとも言えると思いますが、かなりジャズの雰囲気があり、「ロゼッタ・ハワード」の伴奏などは何とも良い感じです。ジョー・マッコイとホーレス・マルコムが作った曲「Why Don't You Do Right?」は、リル・グリーンが歌って、1941年にヒットしました。
Big Bill Broonzy - Guitar
Washboard Sam - Washboard
Bill 'Jazz' Gillum - Harmonica
Black Bob Hudson - Piano
Blind John Davis - Piano
Joshua Althemier - Piano
George Barnes - Guitar
Ronsom Knowling - Bass
ロニー・ジョンソンはジャズの初期の頃から活動をしているので、ルイ・アームストロングをはじめ、テキサス・アレクサンダーやビクトリア・スピヴィー、クララ・スミス、スペンサー・ウィリアムスなどの伴奏・録音もあります。
ブルース・サイドから見ればブルースマン(シティ・ブルース)としてリスペクトされていて、カントリー・ブルースマンのロバート・ジョンソンや、アーバン・モダン・ブルースの元祖的なギタリスト「T・ボーン・ウォーカー」も影響を受けています。
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映画監督であるスコセッシ氏は、かなりのブルース通のようで、素晴しい選曲だと思います。
長いブルースの録音からすれば、ほんのわずかな曲数(110曲)ですが、実にツボを押えた選曲です。
参考までに全曲リストと簡単な説明を作りました。
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