古典~ピアノ・ブルース・メニューラグタイム| 初期のジャズ| 古典とカントリー|古典女性| ピアノ・ブルース| ブギ・ウギ| シティ・ブルース|シカゴ・ブルース|シカゴ・バンド| ブルース地図|リズム・アンド・ブルース・地図|録音の歴史|ブルースの歴史|| 前ページへ戻る | |
ブルース・メイン三大キングウェストサイドシカゴブルース
ピアノ・ブルーステキサスブルースオンリー・ワンアン・アーバー・フェスリズム・アンド・ブルースソウル日々雑聴 |
レコードが登場した時代旅興業と興業組織の誕生
地元に住み着いて歌ったり演奏したりするブルースマンもいたかもしれませんが、普通は放浪するブルースマン(当時の黒人には必ずしも定職は多くは無かった)が多かったようです。 一人でさすらうブルースマンにしても、集団音楽にしても、商業規模でのレコードと言うメディアや、ラジオ放送が誕生する以前は、旅興行を通じてしかブルースなどを聴くことが出来なかったわけですが、1900年頃にはバンド形態をとったものがあったようです。 旅興業とかにも色々なスタイルが生まれ、1920年頃には興業を仕切る組織(TOBA)も生まれます。 ※50年代のシカゴでもミュージシャン組合のようなものがあり、会費を払わないとライブ・ハウスなどでの演奏が出来なかったようです。 ※上の写真:1910年頃(左)-1920年頃(右)のヴィクター蓄音機(米国)と、当時のデッカ、ヴィクター、ヴォキャリオンのレコードラベルです。 ※最初のクラシック・ブルースのレコーディングは1920年のマミー・スミスで「クレイジー・ブルース」は大ヒットとなり、後のベッシー・スミスやマ・レイニーと言った大物シンガー達の道を作りました。 古典ブルースマ・レイニー(MA RAINEY)Born:1886 : Died:1939 その頃迄のブルースは、ギターやバンジョーを弾きながら歌うカントリースタイルが普通でしたが、バンドをバックに歌う歌手も出てきました。この様な、バンドをバックにして歌う歌手は女性がほとんどで、男性は弾き語りが多かったのです。 そして、最初にブルースが録音の対象になったのは、前者の方でした。アメリカの大衆がブルース音楽を知ったのは、マ・レイニーなどの女性歌手のレコードからでした。 Complete Recorded Works, Vol. 1(1923-1924)
ベッシ-・スミス(BESSIE SMITH)Born:1894 : Died:1937 ベッシ-・スミスは、1923年から1931年までコロムビアで160曲程の録音をしています。ルイ・アームストロングも1年後にフレッチャー・ヘンダ-ソン楽団に入ります。ベッシ-・スミスの伴奏もしています。そして、彼女に認められて、ビリー・ホリディが出てきます。ですから、この頃のブルースに対するアメリカ全般の認識は、彼女達が歌うスタイルのブルースでした。 有名なジャズ・トランペッターのルイ・アームストロングの名前が出ましたが、当時の主流はジャズのビッグバンドで歌う女性のブルースが売れていました。(もちろんもっと沢山います) Woman's Trouble Blues
カントリー・ブルースブラインド・レモン・ジェファーソン(BLIND LEMON JEFFERSON)Born:1897 : Died:1930 最初に録音された弾き語りのカントリー・スタイル歌手は、1924年頃ですが、成功したのはテキサスの「ブラインド・レモン・ジェファーソン」の1926年が最初のようです。 この後からフィールド・トリップ(現地での録音)が始まり、南部の音楽(ブルースも含む)がレコ-ドとして紹介され始めます。 とにかく、T・ボーン・ウォーカーをはじめ、B・B・キング、アルバート・キング、フレディ・キングと言った、モダン・アーバン・ブルースを代表するブルースマンから、ライトニン・ホプキンスなどのカントリー・ブルースマンも、必ずといって良いほどフェイバリットに上げるのが、ブラインド・レモン・ジェファーソンです。 The Best of Blind Lemon Jefferson [Yazoo] ブラインド・ブレイク(BLIND BLAKE)Born:1895 : Died:1933 カントリー・ブルースには分類するものかは?なのですが、とりあえずここでご紹介します。 ジョージア州アトランタは交通の便が良くて、黒人もよく集まる街でした。ここはワシントン、ニューヨークと言ったイーストコースト方面に行く人と、シカゴ、デトロイトなど北部都市に行く人の分岐点でした。 ブラインド・ブレイクは、1930年代の不況の頃には、シカゴ、デトロイト方面で活動したようです。 ブラインド・ウィリー・マクテル(Blind Willie Mctell)Born:1898 : Died:19** 1920年代には、この人もアトランタにはよく訪れていたようです。 ラグタイム、ヒルビリー、ミンストレルの曲などもこなして、大恐慌時代のレコーディング・スターでした チャ-リー・パットン (CHARLIE PATTON)Born:188? : Died:1934 当サイトが最も多く取り上げるブルース・スタイルであるシカゴ・ブルース(シティ・ブルース~アーバン・ブルース)の原点は、南部のデルタ地帯にあります。そして、その元祖的に言われる人がチャ-リー・パットンです。この頃の南部の黒人の記録は、正確な生年はもとより、録音年などの信憑性も危ぶまれますが、1929年~34年の間には、かなりの録音をしているようです。
伝説のデルタ・ブルース・セッション1930
ディスク:5枚セット
サンハウス(SON HOUSE)Born:1902 : Died:1988 サンハウスも、1930年に初録音をしています。(この人の録音は少ないのですが、60年代に再び発見され、録音を残します。)サンハウスはロバート・ジョンソンにもギターを教えたりしている人です。
ロバート・ジョンソン(ROBERT JOHNSON)Born:1911 : Died:1938 キング・オブ・ザ・デルタ・ブルース・シンガーズ VOL.2(紙ジャケット仕様) デルタ・ブルースで最も有名と思われるロバート・ジョンソンは、1936年から録音があるようです。ロックの人達に多くカヴァ-された事で、私などもよく聴いた人です。 若くして亡くなった事や、写真が残っていないなど(後に発見)、伝説的な存在でした。哀愁を帯びた声と共に、イラストジャケットが非常に印象的でした。南部では、ホテルの一室などを借りて、こんな感じで録音をしていたのですね。
King of the Delta Blues Singers
The Complete Recordings
|
ホームサイトマップ馴染みやすい
|
ラグタイム| 初期のジャズ| 古典とカントリー|古典女性| ピアノ・ブルース| ブギ・ウギ| シティ・ブルース| シカゴ・ブルース|シカゴ・バンド| アルバムなど|ブルース地図|リズム・アンド・ブルース・地図|録音の歴史| 前ページへ戻る | |