テキサスのギタリストは、乾いた音で弾きまくる人が多いと思いますが、この人は正にそのイメージで、私のギターアイドル的な存在です。テキサス系のギターはキレが身上だと思いますが、この人の歩んだ70年代後半からのファンク路線は、クールなキレとブルースマンならではのギターフレーズがぴったりで、彼独自のスタイルを表現していたと思います。
ブルースの枠にあてはめるよりは、『ジョニー・ギター・ワトソン』個人の魅力として聴いています。80年代に見た渋谷でのライブは最高でしたが、その後96年の横浜でのライブ中に亡くなりました。
THE GANGSTER IS BACKギャングスター・イズ・バックThe Very Best of Johnny "Guitar" Watson... かなり近いところです。良い曲もカバーしてます。 56年~61年の最高にホットなジョニー・ギター・ワトソンが聴かれます。パキン、パキンと乾いた音は、彼の軽めの声に実によくマッチしています。 R&B感覚が強く、モロにブルースを感じさせるタイプではないですが、後のファンク路線が格好いいように、ブルースベースのオリジナルなギタースタイルが魅力です。 |
BOBBY "BLUE" BLAND &
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AIN'T THAT A BITCH(DJM)76年のファンク路線1枚目。ほとんどの楽器は自分でやっていて、正に彼の世界にどっぷり浸かれます。この頃はブルース・ナンバーと呼べる曲は、ほとんどありませんが、ブルース・ギタリストにしか出せないような、独特のクールな世界を創造しています。 ドラムはこの後も"EMRY THOMAS"がやっていくのですが、この人は軽くシンプルな良いドラマーです。名前から男女どちらかもわかりませんが。 |
FUNK BEYOND THE CALL OF DUTY(DJM)Funk Beyond the Call of Duty [Bonus... もう一枚 上のアルバムとの間にもう一枚あり、それも良いですが、私はこちらが好きです。この後も何枚か矢継ぎ早にリリースされましたが、ほとんどこの2枚を聞いています。私はファンクはそれほど聞きませんが、ワトソンの場合は、馴染んだ声と、ギターに引かれて聴いています。 |