私が聴くブルースの女性ボーカルは、ビッグ・ママ・ソートンと、このココ・テイラーくらいなのですが、(他にもブルースをやる女性ボーカルを聴きますが、ブルース一筋的なのはこの二人と思います)年代的に、この人の方が親しみやすかったです。
1963年に「Wang Dang Doodle」でデビューしました。ウィリー・ディクソンがハウリン・ウルフに作った曲で、ココ・テイラーはR&B風に仕上げています。これが大ヒットしました。
ブルース・ブラザーズ・2000にも出てましたね。かなり目立っていました。とにかくパワフルです。上2枚は70年代の録音で、マイティ・ジョ-・ヤングとサミー・ローホーンのギターやバンドも良いです。
アリゲーター(Alligator)のアルバムは、どれも良いアルバムばかりです。
Koko Taylor (ココ・テイラー)
アリゲーターからの初アルバムは、初期の3枚よりもブルースがはっきりと出ていて、何か吹っ切れた印象があります。 |
EARTHSHAKER (1978)(Alligator)(ココ・テイラー)もうこれは、選曲からバックのメンバーから 最高です。リトル・ミルトンやアルバート・キングでも有名な 「WALKING THE BACK STREETS」 のマイナー・ブルースも良いですし、全体的に多いリズム・ナンバーに良いテイクが揃っています。 ほとんどがスタンダードと言える曲なので、お薦めしたいアルバムです。曲名を見てCDを探せば、ほとんどの曲は聴けると思います。 |
Queen of the Blues (1985)(Alligator)(ココ・テイラー)ギターのクリス・ジョンソンは、この後のアルバムでもかなり参加していますが、サミー・ローホーンとは違ったソリッドでクリーンなストラトキャスター(だと思います)の音が印象的です。 |
Force of Nature (1993)(Alligator)(ココ・テイラー)
90年代になって、音が非常に良いです。これも名盤です。 |
Royal Blue (1993)(Alligator)(ココ・テイラー) |
Live From Chicago : An Audience With The Queen
1980年代には、ジェームス・コットンのライブ盤とともによく聴いた一枚です。
このアルバムはシンプル、ストレートさが良いです。バックのメンバーはギター2人とドラム、ベースの4人です。ワイルドな感じの演奏が気に入ってます。ギターは、この頃ですからクリス・ジョンソンかと思いきや、「 MICHAEL "MR. DYNAMITE" ROBINSON 」と「EDDIE KING」です。
「EDDIE KING」は、ココ・テイラーのアルバムでは常連ですが、「 MICHAEL "MR. DYNAMITE" ROBINSON 」はこのライブ盤だけではないでしょうか。非常にカッコいいギターです。