大御所と言う感じがぴったりのボビー・ブランド(ボビー・ブルー・ブランド)ですが、凄く良いなと思うのは、やはり初期から"Here's The Man"(1962年)までで、以降はあまりターンテーブル(古い?)には乗らなかったのですが、それでも「Ain't Nothing You Can Do ( DLP - 78 ) : 1964年」あたりまでは、けっこう聴きました。
1980年代になりマラコ・レーベルから出た、" Members Only"(上)と”After All"(2番目)を聴いて、良い感じに復活した印象があり大いに喜びました。2年間くらいはマラコばかり聴いていました。
いかにもスタジオミュージシャンの、完成された音という感じのマラコサウンドですが、ちょうど当時の私の、理想的な音だったのだと思います。
デュークの大傑作と言われた意欲作。タイトルにあるように、ブルースからソウルへの試み的なアルバムです。ソウル・シンガーにも彼のフォロワーが大勢いるのもわかります。ミルトンやZ・Z・ヒルもそうです。やはり、大御所なのです。これも何とか見つけました。評価としては、最も高いアルバムです。
Two Steps From the Blues [Bonus Tracks]
デュークレコード75番のわたしの一番好きなブランド。R&Bの流れの中から、彼のボーカルスタイルを築いたアルバムで、最初から最後まで全曲良いです。
ほとんどがブルース・ナンバーで、スタンダード・ナンバー的な曲が多いです。
彼が歌ったからスタンダードになったような曲もあります。「TURN ON YOUR LOVE LIGHT」などは、いろんな人が取り上げていますが、この人が一番でしょう。最初から最後まで全曲良いです。
このアルバム自体は無かったですが、これを含むデューク時代のベスト盤。かなり充分な内容です。
The Anthology
メンバーズ・オンリー
マラコ盤でも一番良いと思います。ゆったりとした、余裕のブランド節が心地良い。ブルース界屈指のボーカリストの貫禄充分。
「MEMBERS ONLY」などは、彼でなければここまで名曲には聴こえないような気がします。
同じくマラコの上の次に出たアルバム。ウェイン・ベネットのギターも渋い。これ以降もマラコからのリリースが何枚かありますが、この2枚が特に好きです。