rock

エリック・クラプトン
ソロアルバム
(1970年代)

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ソロアルバム

1970年代

Eric Clapton – 1970

星4つ

Eric Clapton
Eric Clapton

デラニー&ボニー&フレンズのアルバムと同じようなメンバーでのクラプトンのリーダー・アルバムと言ったところです。デラニー&ボニーは、白人ながらメンフィス・ソウルの「スタックス」レコードからもリリースがあるほど二人とも素晴らしいボーカルなので、最初はクラプトンのボーカルが頼りなく聴こえてしまいますが、バック・ボーカル陣も強力で、けっこう楽しめます。

461 Ocean Boulevard – 1974

星5つ

461 Ocean Boulevard
461 Ocean Boulevard (Hybr) (Ms)  

久しぶりののスタジオ録音ですが、レゲエを中心にした作りのアルバムでかなり話題になりました。ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズの「I Shot The Sheriff」をカバーして、全米1位となりました。当時は「ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ」も話題になっていましたが、やはりクラプトンが取り上げた事も大きく影響していると思います。エリック・クラプトンはボーカルも上手くなってきた感じがしますし、作曲の方にもかなり力を入れていて、3曲がオリジナルです。ブルース・ナンバーは、エルモア・ジェームスの「I Can’t Hold Out」とロバート・ジョンソン「Steady Rollin’ Man」をカバーしていますが、かなりアレンジされています。

2004年には、未発表テイクと1974年12月のロンドン公演の演奏を追加した、2枚組のデラックス・エディション盤が発売。

There’s One In Every Crowd – 1975

星5つ

There’s One In Every Crowd
There's One in Every Crowd

前作の「461オーシャン・ブールヴァード」とほぼ同じメンバーの録音で、やはりレゲエの印象が強いですが、この頃のレゲエは、この後のデジタルなつくりが多くなったレゲエ・シーンよりのんびりしていて、今聴いても良いです。すっかり忘れてましたが、「レイドバック」です。このアルバムでも4曲の作曲をしていて、ブルースのカバーはまたもエルモア・ジェームスからで、「ザ・スカイ・イズ・クライング」。これもすっかりアレンジして、原曲の印象はないですね。

No Reason to Cry – 1976

星4つ

No Reason to Cry
No Reason to Cry

 ザ・バンドのリック・ダンコ、ロビー・ロバートソン・リヴォン・ヘルム等が参加して、ザ・バンドが所有する「シャングリ・ラ・スタジオ」でレコーディングしました。ボブ・ディランも「サイン・ラングウィッヂ」を提供し、ボーカルでも参加しています。ほとんどザ・バンドをバックにしたスワンプ・ロック的な作り。ギターで「ロン・ウッド」も参加してます。

Slowhand – 1977

星5つ

Slowhand

Slowhand

 ブルースのフレーズを弾く時の指の動きがゆったりとしてる事から呼ばれた「スローハンド」と言うタイトルに伺えるように、クラプトンらしいブルース・ロックの印象が強いアルバムです。「Cocaine」は「J.J.ケイル」のカバーで、2000年以降にもJ.J.ケイルとは、コラボ・アルバムを作ってます。レゲエ寄りのアルバム、ザ・バンドと共演の後の、クラプトンらしいのと、完成度が高いと思うアルバムです。

チャート的にも 、全米アルバムチャート2位になり、パティ・ボイド(レイラのモデルになった、ジョージ・ハリスンの元妻)との生活から、「ワンダフル・トゥナイト」の名曲も生れました。

Backless – 1978

星4つ

Backless

日本盤
バックレス

バックレス(紙ジャケット仕様)

「スロー・ハンド」の後で、あまり目立たないアルバムですが、全体にポップな作りで、良い曲が揃っています。70年代の最後のアルバムですが、おそらく一番充実していた頃だと思います。ホンキー・トンクなピアノが良い「タルサ・タイム」は60年代の雰囲気が良いです。ゆったりとレイドバックしたブルース・ナンバー「Early in the Morning」も味わいがあります。

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