第21話: 2005.07.27 Wednesdayカミンズ・プリズンファームCALVIN LEAVY もの凄くカッコウの良いジャケットですが、「P-VINE」レーベルとしての初期のアルバムです。今は、かろうじて1枚だけベスト盤が出ているようです。(在庫も1枚だったりして・・) カルビン・リービー(カルヴィン・リーヴィーと書くとカッコいい)は、ローカルでしか活動しなかったようですが、このアルバムは実に緊張感があり良いです。 曲自体も、当時の刑務所での、暗黙のリンチ殺人を取り上げていて、白人による、差別社会への抵抗や、怒りが歌われています。 アナログ盤では、兄のホージア・リーヴィーや、女性歌手が歌ったりして、何となく、ファミリーかな?と思いますが、現在出てるベスト盤はカルヴィンのベスト盤のようです。名曲「Nine Pound Steel」が入っていないのは、何故かわかりませんが、「CUMMINS PRISON FARM」は入っていて、選曲も良いです。 何と言っても、ワイルドで、ソウルフルなヴォーカルが聴きものです。アーシーなバッキングも、ジューク・ジョイントそのままの雰囲気があり良いです。カルヴィンはゴスペルのレコードもあるようで、歌唱力もなかなかです。 70年頃のお勧めの1枚。 |