ブルース・ギター(Blues Guitar)
ページ1 ページ2 ページ3 ページ4 コードの話 ギターの話
アコースティック エレクトリック エレクトリック2 使用ギタリスト達    
Home  > ギターの話(エレクトリック:Electric)

ギターの話:エレクトリック:Electric

ソリッド・ギター(ソリッド・ボディ)

 「ギターの話:アコースティック・ギター」で書いたように、本来のギターの構造として「ホロウボディ」というのがあります。ボディが空洞になっている構造を言います。これに対して「ソリッドボディ」と言うのがあるのですが、簡単に言えば「板」そのものです。

 一枚板で出来ているものや、張り合わせたものが在りますが、基本的に空洞がないギターです。ソリッド・ボディは構造上、アコースティックに比べて頑丈です。 板は材を複数枚貼り合せる場合が多く、同じ種類の場合と異なる種類の材を貼り合わせる場合があります。

 貼り合せのないものもありますが、良質の木材を確保することが難しいので、高級なギターは別として多くはありません。

フェンダー・エスクワイヤー(Fender Esquire)

参考サイト:

凄いボロボロのエスクワイヤーが展示されてます。ボディ・ネック材をそのままに、パーツを交換して調整したら、きっと良い音がすると思います。

フェンダー・ギターの創始者である「レオ・フェンダー」が、1948年から取り組み1950年に発売されたのが「エスクワイヤー」です。この後、「ブロードキャスター」になりますが、その名前はすでに使われていると言う事でう「テレキャスター」と言う名前になります。

 最初は、「板に弦が張ってあるだけ」などと言われていましたが、販売は大成功します。今でも人気の高いギターですが、初期の段階で無駄の無い完成されたギターでした。

 一番の特徴は、タイトでトレブリーなリア・ピックアップの音で、白人カントリー・ミュージックでは、絶対的な人気があります。

 もちろんジャンルを問わず使われていて、特にテレキャスターだけしか使わない的な人も多いです。

テレキャスター(Telecaster ):1952年

1952年モデル・タイプ

 やはり初期のモデルが素敵です。ボディ材はアッシュで、ネック材がメイプルと言うものです。レオ・フェンダーは「アッシュにしたのは、手に入りやすかったから」と言っているのを記事で見た事がありますが、天才ならではの選択だったはずです。

 アッシュにも、ホワイト・アッシュ、スワンプ・アッシュなどの種類があり、良くわかりませんが一般的には軽い材であるようです。私が触った50年代のフェンダーのテレキャスターは、信じられないほど軽かったです。

(この画像は、最近のリイシュー・モデル)

ピック・アップ


フェンダーの廉価モデル・ブランド「スクワイア」のp-90マウントタイプ


P-90の「ソープバー(石鹸)(上)」と「ドッグイヤー(犬の耳)(下)」

幅が少し広い、ダブルコイル型のハムバッカーに対応したシングル・コイル

楽器(ピックアップ)

同じシングルコイル・ピックアップでもフェンダー・タイプはシャープでクリア、ギブソン・タイプはウォームでファット。

 

テレキャスター

 アルバート・コリンズ、ロイ・ブキャナン、スティーブ・クロッパー、キース・リチャーズなどなど・・・

 

フロントとリアに違うタイプのピック・アップ

t

『 Duncan Twang Banger APST-1 』というピックアップ。

コレをストラトのリアに搭載すると、限りなくテレキャスに近い音

ピック・アップ

 テレキャスター・カスタムですが、フロントにはダブルコイル・ハムバッカーを搭載し、リアにはテレキャスターの一番の特徴である、シャープでトレブリーなシングルコイルを搭載したモデルです。

隠れた人気機種です。、スタンダードなテレキャスターに、フロントをハムにしている人が多いですが、1ヴォリュームの為、バランスのとり方が難しくなるので、それを回避する意味で、各PUに対してボリュームとトーンがあるのは有利かなと思います。

 

Gibson ES-335

ボディの厚さは、フル・アコの半分くらいで、中にハウリング対策で、センター・ブロックが入っています。ですから、見た目よりは、少々重いです。

いろんな問題の対策を考えて作られたので、万能タイプと言われます。ブルースでもロックでもけっこう使われてます。

(私も使ってます)

まとめ

 だいたいこんな感じに区別していますが、昨今はいろんなバリエーションがあり、「オベーション」のギターは、アコースティク構造ですが、ボディの裏が丸みがあり、サウンド・ホ-ルの形や大きさ、穴の数までいろいろです。それに、直接内蔵されたピックアップがあり、それをギターに取り付けてあるコントローラーで、ボリューム・トーンなどを調整できます。

   

このようなタイプは、「エレクトリック・アコースティック(エレ・アコ)」と呼ばれて、最近は一見普通のアコースティックでも、ピックアップが内蔵されてるのも多いですし、最初からそのようなコンセプトで、デザインされているものもあります。(厚さや、カッタウェイなど)

    

 

 

フルアコ(ピックギター)

特徴をまとめると


※この画像は、ピックアップが付いていないので、ピックギターです。

レオ・フェンダーとレス・ポール

 以前に「1950年頃には、ロックの歴史を変えたギター群が販売されてきます。ジャズ用のギターに力を入れるギブソンは、ジャズとカントリー&ウエスタンの中間をいくスタイルで、ミリオン・セラーを連発した人気ギタリスト、レス・ポール氏と共同開発して、1952年に発表されたソリッド・ギター・レスポール・モデルを発表しました。」と書きましたが、最初にレス・ポール氏がギブソン社に話を持って行った時には、ギブソン社は断っていたそうです。(1948年頃)

 それで、レオ・フェンダーがレス・ポールに、共同開発のような事を提案したら、今度はレス・ポールがそれを断ったらしいです。

 

幅広のシングルコイル・ピックアップ

 ジャズマスターのピックアップとギブソンP-90は、見た感じが良く似ています。幅広で上から見ると長方形で、一列6個のポールピースが並んでいるシングルコイルPUです。 しかし使用する磁石と構造が違うので、音の個性はちょっと異なります。ポールピース自体が磁石であるフェンダーのシングルコイルは、テレキャスターやストラトキャスターに象徴されるように、立ち上がりが早くて透明感があります。

 ギブソンの場合、バータイプのマグネットを底面に敷いて、その上に鋼製のポールピースを立てている構造で、見えているのはマグネットではありません。間接的な磁石のためか、全体に刺激の少ない、ふっくらとした感じの音です。

 

フェンダーギターの本

 

書籍

 

 

 

ページトップへ↑

--Copyright(C) since 2002 yi355 All right reserved--