レオ・フェンダーとレス・ポール
以前に「1950年頃には、ロックの歴史を変えたギター群が販売されてきます。ジャズ用のギターに力を入れるギブソンは、ジャズとカントリー&ウエスタンの中間をいくスタイルで、ミリオン・セラーを連発した人気ギタリスト、レス・ポール氏と共同開発して、1952年に発表されたソリッド・ギター・レスポール・モデルを発表しました。」と書きましたが、最初にレス・ポール氏がギブソン社に話を持って行った時には、ギブソン社は断っていたそうです。(1948年頃)
それで、レオ・フェンダーがレス・ポールに、共同開発のような事を提案したら、今度はレス・ポールがそれを断ったらしいです。
幅広のシングルコイル・ピックアップ
ジャズマスターのピックアップとギブソンP-90は、見た感じが良く似ています。幅広で上から見ると長方形で、一列6個のポールピースが並んでいるシングルコイルPUです。
しかし使用する磁石と構造が違うので、音の個性はちょっと異なります。ポールピース自体が磁石であるフェンダーのシングルコイルは、テレキャスターやストラトキャスターに象徴されるように、立ち上がりが早くて透明感があります。
ギブソンの場合、バータイプのマグネットを底面に敷いて、その上に鋼製のポールピースを立てている構造で、見えているのはマグネットではありません。間接的な磁石のためか、全体に刺激の少ない、ふっくらとした感じの音です。
ギブソンギターの本
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