パワーブルース・ソウル・ロック・ジャズ・等々・雑記

つながりで聴くの1 (アルバート・コリンズから・ジョニー・コープランド~他)

最近聴いてますの1最近聴いてますの2ツナガリで聴くの1日々雑聴1雑記の1|
B.B.Kingの追加Eric Claptonの追加John Lee Hookerの追加garbage ソウルgarbage ブルース
| ブログでも書いてます | 前のページへ戻るホーム

ブルース・メイン

三大キング

ウェストサイド

シカゴブルース

ピアノ・ブルース

テキサスブルース

オンリー・ワン

アン・アーバー・フェス

リズム・アンド・ブルース

ソウル

日々雑聴

 

ジョニー・コープランド(Johnny Copeland)  1937-1997

まずは、三人のセッション・アルバム(1985年:アリゲーター・レコード)

 アルバート・コリンズからの繋がり。トップは「ジョニー・コープランド」ですが、60年代はソウル・シンガーで、デューク・レコードからリリースもあるそうです。機会があったら聴きたいですが、80年代から亡くなるまでのリリース・アルバムが沢山あるので、けっこう満足してます。

 基本的に、歌がメインと思っていたら、ギターがとても上手いです。ちょっとガナリ気味(他に表現がうかばない・・)に歌うタイプです。好みは分かれそうです。バラード・ナンバーでは、ソウル・シンガーの印象が強いです。ギターはテキサスの人(なのかな?)と言う感じです。コリンズと似てると言えば、言えるかもしれません。やはり、ゲイト・マウス・ブラウンが好きと言う事です。ゲストに迎えたアルバムも1枚あります。

コリンズ&ロバート・クレイ
&ジョニー・コープランド


Showdown

以前からの アルバート・コリンズ のページ

アルバート・コリンズ のページへ

ロバート・クレイはこちらから(ロバート・クレイは以前に書いたページで)

Showdown

1.T-BONE SHUFFLE
2.MOON IS FULL
3.LION'S DEN
4.SHE'S INTO SOMETHING
5.BRING YOUR FINE SELF HOME
6.BLACK CAT BONE
7.DREAM
8.ALBERT'S ALLEY
9.BLACKJACK

ボーカル・パートが分散している分、コリンズにとっては良い所が発揮されている感じです。全体にギターの存在感は他の二人を圧倒しています。音もすごく良いです。

などと昔書きましたが、最近は3人それぞれに、とても良いと感じています。

ジョニー・コープランド(1937-1997):よく聴く3枚(ジタン・レーベル)

 そもそも、ジタンと言うレーベルがよくわかりませんが、版権の買取りとかのために、「GITANES」のロゴがついているのかのしれません。それにしても目立つロゴ(フランスの煙草メーカー?)ですね。

オリジナル録音は「Polygram Records」のジャズ、ブルースのレーベル「Verve」だと思います。そこでの93年~94年リリースの「Flyin' High 」、「 Catch up With the Blues」の後、心臓疾患で入退院を繰り返し、97年に移植手術を受けますが、同年の7月に亡くなりました。おそらく最後の録音に近いのかもしれませんが、「 Catch up With the Blues」では、以前からの念願であった、ゲイトマウス・ブラウンをゲストに迎えています。

Flyin' High
Flyin' High
Catch_Up_With_The_Blues
Catch_Up_With_The_Blues
Further On Up The Road
Further On Up The Road

1. Flyin' High (Yesterday)
2. Hooked, Hogtied & Collared
3. Greater Man
4. Jambalaya (On the Bayou)
5. San Antone
6. Thigpen (Cornball)
7. Promised Myself
8. Love Song
9. Circumstances
10. Around the World

どちらかと言うと、ソウル・アルバム的な選曲でファンク・ブルースなどもやっています。バラードではさすがと言ったボーカルを聴かせます。

1. Catch up With the Blues
2. Rolling With the Punches
3. Every Dog's Got His Day
4. Cold, Cold Winter
5. Making a Fool of Myself
6. Rain
7. Grammy Song
8. Bye Bye Baby
9. Another Man's Wife
10. I'm Creepin'
11. Pedal to the Metal
12. Life's Rainbow [Nature Song]

ゲイトマウス・ブラウンのゲスト参加もさることながら、サウンドから何から非常に好みのアルバム。

1. Further on Up the Road
2. That's All Right
3. Cut off My Right Arm
4. Excuses, Excuses
5. Wella Wella Baby
6. Love Her With a Feeling
7. Look on Yonder Wall
8. Ain't Nobody's Business
9. Nobody But You
10. Learnes My Lesson

一応、ライブ盤なのか少な目の拍手などがあります。バーなどでのライブ的ですが、曲は全編ブルースといった感じで、非常に楽しめます。ギターも弾きまくっています。

ジョニー・コープランドからシェメキア・コープランド (Shemekia Copeland:1979生)

シェメキア・コープランド:よく聴く5枚(Alligator)(Telarc)

名前でお解かりと思いますが、ジョニー・コープランドの娘さんです。

1998年
Turn up the Heat
Turn up the Heat
2000年
Wicked
Wicked
2002年
Talking To Strangers
Talking To Strangers
2005年
The Soul Truth
The Soul Truth
2009年
Never Going Back
Never Going Back

 左からデビュー盤で、リリース順に並んでます。4作目までは「アリゲーター・レコード」から、5作目が「テラーク・レコード」からのリリースになってます。デビュー盤は20歳くらいの頃と思いますが、ブルースをよく歌えていて感心します。3作目くらいになると、声も丸みが出て良いですね。

 3枚を取り上げようと思ったのですが、知る限りでは5枚のリリースが全部で、さらには甲乙つけがたい好盤が揃っているので5枚です。79年の生まれだと思いますので、まだ30歳位ですが、ブルース度が高くてかなり良いです。

 実力の程は、こちらのYou Tube(B. B. Kingとのライブ映像 )を見て下さい。(御大も達者です・・)
あと、5枚目のアルバム「Never Going Back」でやってるNever Going Back to Memphisも見れます。非常に良いです。

 3枚目「Talking To Strangers」は、ニューオリンズドクター・ジョンがプロデュース、次の「The Soul Truth」は、ブルース・ブラザーズでもお馴染みの、スティーブ・クロッパーがプロデュースしています。個人的には「Talking To Strangers」が好きですが、あくまでも比較すればと言う事です。

 

シェメキア・コープランドからドクター・ジョン(Dr John:1940年生)

ドクター・ジョン:よく聴く5枚(比較的近年の作品)

 3枚目のアルバムをプロデュースしたドクター・ジョンのアルバムは大雑把に分けて、ニューオーリンズらしさを打ち出したもの、ジャズをコンセプトにしたもの、ちょっと変わったもの(サイケ?)、などに分けられると思います。この人は神出鬼没にいろんなところに顔を出す人です。それだけ多才なのでしょう。アン・アーバー・フェスティバルにも参加しています。

 シェメキアからの繋がりは、3枚目のTalking To Strangersをプロデュースした関係ですが、本来ニューオリンズ出身のピアニストです。元々はギタリストで10代から仕事をしていたほどの才能の持ち主です。ある時(まだ10代?)、騒動に巻き込まれて左手の薬指を銃で撃たれ、動かなくなったのでピアノに転向したらしいです。そのピアノでは、ニューオリンズのいろいろなスタイルからジャズまで、ほとんどを弾きこなす人です。

 まずニューオリンズらしいアルバムがお勧めなのですが、それは以前にも書いてますので、こちらからみてください。→ドクター・ジョン

 最近(2000年以降)もコンスタントにリリースしていますが、1980年代に5年以上リリースの無い時期がありました。そんな頃にリリースされたのが「In a Sentimental Mood」です。1989年のリリースで、ジャズのスタンダード曲がタイトルになっている通り、ジャズ寄りのアルバムです。かなり個性的な女性歌手の「リッキー・リー・ジョーンズ」がゲスト参加してます。ブルースタイプの曲では、チャールズ・ブラウンの「ブラック・ナイト」あたりをやっていて、かなりジャストな感じです。ピッタリのイメージですね。このアルバム以降は、またコンスタントに2年~3年くらいのペースでリリースされています。丁度良いペースかなと思います。

 その3年後の「Goin' Back to New Orleans」と言う、わかりやすいタイトルのアルバムでは、いろんなタイプの曲をやっています。ニューオリンズをアルバムのタイトルに使っていますが、この土地柄がまさにドクター・ジョンのやっている音楽と同じでして、ジャズあり、ブルースあり、ファンクあり、と言った感じです。

1989年
In a Sentimental Mood
In a Sentimental Mood
1992年
Goin' Back to New Orleans
Goin' Back to New Orleans
2000年
Duke Elegant
Duke Elegant
2004年
N'Awlinz: Dis Dat or d'Udda
N'Awlinz: Dis Dat or d'Udda
2008年
The City That Care Forgot
The City That Care Forgot

「N'Awlinz: Dis Dat or d'Udda」のゲスト陣は豪華で面白いです。

 コンスタントにアルバムリリースはあるのですが、私が気に入っているのは、2004年の「N'Awlinz: Dis Dat or d'Udda」です。やはり顔が広いと言うか、ゲストもよく集まりました。「ブルース・ブラザース・2000」にも出演していましたが、その時の流れなのか、BB・キングが参加してます。ゲイト・マウス・ブラウンも同じ曲で参加してます(あまり目立ちませんが・・)。

 ファンキーなピアノマン「エディ・ボ」や、ネヴィル・ブラザースのシリル、そのほかにも沢山参加。雑な紹介ですみませんが、そんな感じの人です。何をやってもカッコついちゃうんですね。それに、驚くのは声が変わらないと言うか、元からダミ声の人ですから、何か30年以上前に聴いていた頃と、それほど変わって聴こえません。これも凄いなと妙に感心したりしています。

 「デューク・エレガント」と題された2000年のアルバムも、ジャズの超有名な「デューク・エリントン」をカヴァーしたもので、こなし方が素晴しいです。ジャズのカヴァーと言っても、あまり原曲を感じるものではなく、「いわばフュージョン的アレンジが」とでも言えばいいのでしょうか、実に心地よいアルバムです。

 

一番新しいアルバム「The City That Care Forgot」について

オリジナル・ニュー・アルバム!

(アマゾンサイトから解説文を借りました)
***ここから***

エリック・クラプトン、アーニー・ディフランコ、ウィリー・ネルソン、テレンス・ブランチャード他、超豪華ゲスト参加!。 困難の中、復興を続けるカトリーナ(大被害をもたらしたハリケーン)以降のニューオリンズを歌う、2006 年の発売の「Mercernary」以来2年ぶりとなる全曲新曲のスタジオアルバム。

  アーティスト名義は、“ドクター・ジョン&ザ・ロウワー911”。バンド名の由来は、ニューオーリンズのLower 9th Word(ハリケーンの被害がもっとも甚大だった地域名)にアメリカの緊急電話番号911 を組み合わせもの(カトリーナや911 テロ以前からこの名義で活動している)。バンドのメンバー、デイヴ・バラード (ベース)とハーマン・アーネスト(ドラム)の出身地がLower 9th Wordである。 全14曲収録予定。曲順・曲目は変更の可能性がございます。

DR.JOHN・アーティストについて

◆DR.JOHN
1941年11月21日、ドクター・ジョン(マック・レベナック)ニューオリンズに生まれる。
父親がレコード店を経営していたため、幼いころからジャズ、ゴスペルを聴いて育つ。
ロックンロール創成期ということもあいまって、数多くのクラブが建ち並ぶニューオリンズには、多くのミュージシャンが全米から集まり、腕前を競い合い、新しい音楽が生まれていく……そのなかでマックもプロのギタリストとして腕をあげていった。
61年の暮れ、仲間が起こしたケンカを仲裁したときに、拳銃の流れ弾に当たり左手を負傷し、ギタリストとしてのキャリアを断念。ピアニストへ転向する。
加えて、南部一の歓楽街だったニューオリンズは風俗産業の取り締まりという締めつけを受け、彼の麻薬不法所持の疑いも重なって、マックはロサンゼルスへ移る。スタジオ・ミュージシャンとして活動した後、67年にレコード会社と契約
すると、ヴードゥー教の司祭、ドクター・ジョンをテーマにした『グリグリ』を発表。以後、自身をドクター・ジョンと名乗る。当時のヒッピームーブメントに乗り、サイケロックでカルト的なアピールで注目を浴び、キワモノ的な見方をされたが、72年に発表するアルバム『ガンボ』では、ニューオリンズ人の意気を全面に。
以後、シングルヒットも生まれ、92年には故郷での初録音となる『ゴーイング・バック・トゥ・ニューオリンズ』を発表。グラミー賞を獲得し、ニューオリンズを代表する存在となった。

***ここまで・アマゾンから***

 

少し横道にそれたので、またジョニーに戻ります。

ジョニー・コープランドからJoe "Guitar" Hughes:1935生)

If You Want to See These Blues :1989 (Black Top Records)

ジョー・ヒューズ

If You Want to See the Blues

 ジョニー・コープランドの友人(兄弟と書いてあったサイトもありますが・・・私は違うと思います)の「ジョー・ヒューズ」とは、10代の頃にヒューストンで知り合ったようです。ルイジアナ生れのジョニーは、10代にテキサス州ヒューストンへ移り、そこでジョーと、「ザ・デュークス・オブ・リズム」を作り音楽活動を始めたようです。

当時の彼らのフェイバリットは「T・ボーン・ウォーカー」である事は、やはりテキサスのブルースマンと言う感じです。このアルバムは、ジョニーよりもオーソドックスな印象を受けます。どちらかと言うとフロントマンと言うよりも、バンド・マスター的な人と言う感じですね。落ち着いたヴォーカル・ギターにホーンをバックに厚いサウンドです。ハープも入れたりしてます。



これしか聴いていないのですが、数枚リリースがあるようです。日本ではあまり知られていない人ですね。
「If You Want to See These Blues」 は見つからず、他に数枚ありました。 参考まで掲載します。・
Down & Depressed

 その後にデューク・レコードと契約しますが、ミス・ラヴェル・ホワイト(ラヴェル・ホワイト)の レコーディング・セッションに参加しただけらしいです。ラヴェル・ホワイトが当時どれだけ売れていたかは、私はわかりませんが、近年のアルバムはけっこうシブイです。(右参照→)

 それはそうと、ドンの方もボビー・ブランドの方に力が入っていたようです。何と言っても、ボビーは別格的な素材であったと思えますから、仕方がないですね。ジョニー・コープランドはその後、80年代になってから、ブルースに転向して成功します。とは言っても、ソウルもやるしブルースもやるし、ほとんどのブルースマンと同じですね。

 ジョー・ヒューズは、これも正確な時期はわかりませんが、グラディ・ゲインズ&テキサスアップセッターズに加入しています。このバンドは、「ロング・トール・サリー」などのヒットを持つ、ロックンロール・R&Bの大物、リトル・リチャードのバックバンドで、1950年代の中頃からゲラディ・ゲインズがリーダーを務め、今でも継続する素晴しいバンドです。

 メンバーもいろいろと入れ替わった事でしょうが、ニューオリンズの「ブラックトップ・レコード」でのアルバムは非常に楽しめます。

 

グラディ・ゲインズ&テキサスアップセッターズ

ゲラディ・ゲインズ&アップセッターズ
Full Gain
実弟のギタリストである・ロイ・ゲインズも参加。もう一人のギター、クラレンス・ハラマンは、あのギタリストにうるさいボビー・ブランドのバックも勤めた名手。強力なリズムも良く、もちろんリーダーのテナーサックスはバリバリ言わしてます。
ゲラディ・ゲインズ&アップセッターズ
Horn of Plenty
ロイは抜けたみたいですが、こちらもノリノリです。やっぱりブラックトップ・レーベルの音は良いなと思います。
こちらのオフィシャルサイトで見れます。
 

Little Richard

リトル・リチャード
Here's Little Richard

1957年のデビューアルバム.です。す彼の代表曲がかなり入っています。もしかすると、まだグラディが入る前かもしれませんが、各曲が秀逸で、聴き応えは充分です。この後立て続けに、翌年、翌々年と3枚アルバムがありますが、どれもロックロールとR&Bの魅力にあふれています。

ラヴェル・ホワイト

ラヴェル・ホワイト(1929年生)の当時のレコードは知らないのでパスですが、けっこうコンテンポラリーに作られた近年のアルバムがあります。
彼女はクラブ、キャバレーなどで歌い、コンポーザーとしてアントンズ・レコード(自分でも1枚リリース)に曲を提供したりしました。アルバム・デビューは、94年と遅いですが、ブルース・ソウルアルバムとして、ボビー・ブランドの「Lead Me On」や、スタンダードな「Tin Pan Alley 」あたりもやってます。
(これがなかなか良い!)
ラヴェル・ホワイトMiss Lavelle

Into The Mistic
アントンズでの2003年のアルバム。それほどコンセプトは変わりませんが、アコースティックブルースもやったりして、幅広い音楽性を感じます。(全部で3枚しかリリースしてないので・・・)

ラベル・ホワイト・Into The Mistic

 

 

トップページでと紹介したアルバート・コリンズ

FLASH FROZEN CDLive in Japan

 またこのアルバムを聴いてますが、やっぱり良いです。この頃のライブ・ビデオもあるのですが、あまり売ってませんね?

 ※捜したらこんなのがありましたが、後ろでリズム・ギター弾いてる白人(かなり上手い)が同じ人なので、これだと思います。

In ConcertIn Concert

CD
アルバート・コリンズのマウント・フジ・ジャズフェスティバルのライブ・アルバム
The Iceman at Mount Fuji

DVD: The Iceman at Mount Fuji

 マウント・フジ・ジャズフェスティバルのライブ・アルバム。亡くなる前年の92年ものです。 昼と夜の2部収録で、なかなか良いです。

▲ページトップへ

--Copyright(C) since 2002 yi355 All right reserved--