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ココ・テイラー(KOKO TAYLOR)

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Koko Taylor (ココ・テイラー) のおすすめ盤

パワフルなブルース・ウーマン。ウィリー・ディクソンの秘蔵っ子

Born:1935 : Died:2009

 私が聴くブルースの女性ボーカルは、ビッグ・ママ・ソートンと、このココ・テイラーくらいなのですが、(他にもブルースをやる女性ボーカルを聴きますが、ブルース一筋的なのはこの二人と思います)年代的に、この人の方が親しみやすかったです。

1963年に「Wang Dang Doodle」でデビューしました。ウィリー・ディクソンがハウリン・ウルフに作った曲で、ココ・テイラーはR&B風に仕上げています。これが大ヒットしました。

ブルース・ブラザーズ・2000にも出てましたね。かなり目立っていました。とにかくパワフルです。最近のは聴いていないのでわかりませんが、若い頃の上2枚は70年代の録音で、マイティ・ジョ-・ヤングサミー・ローホーンのギターやバンドも良いです。

アリゲーター(Alligator)のアルバムは、どれも良いアルバムばかりです。

Koko Taylor (ココ・テイラー)

I Got What It Takes (1975)(Alligator)

I Got What It Takes

I Got What It Takes (1975)(Alligator)

A:
1.TRYING TO MAKE A LIVING
2.I GOT WHAT IT TAKES
3.MAMA, HER TREATS YOUR DAUGHTER MEAN
4.VOODOO WOMAN
5.BE WHAT YOU WANT TO BE
6.HONKEY TONKEY
B:
1.BIG BOSS MAN
2.BLUES NEVER DIE
3.FIND A FOOL
4.HAPPY HOME
5.THAT'S WHY I'M CRYING

アリゲーターからの初アルバムは、初期の3枚よりもブルースがはっきりと出ていて、何か吹っ切れた印象があります。

Koko Taylor (ココ・テイラー)

ココ・テイラー EARTHSHAKER

Earthshaker

EARTHSHAKER (1978)(Alligator)

1.LET THE GOOD TIMES ROLL
2.SPOONFUL
3.WALKING THE BACK STREETS
4.CUT YOU LOOSE
5.HEY BARTENDER
B:
1.I'M A WOMAN
2.YOU CAN HAVE MY HUSBAND
3.PLEASE DON'T DOG ME
4.WANG DANG DOODLE

もうこれは、選曲からバックのメンバーから 最高です。リトル・ミルトンやアルバート・キングでも有名な 「WALKING THE BACK STREETS」 のマイナー・ブルースも良いですし、全体的に多いリズム・ナンバーに良いテイクが揃っています。

ほとんどがスタンダードと言える曲なので、お薦めしたいアルバムです。曲名を見てCDを探せば、ほとんどの曲は聴けると思います。

Koko Taylor (ココ・テイラー)

Queen of the Blues (1985)(Alligator)

Queen of the Blues (1985)(Alligator)

1. Evil
2. Beer Bottle Boogie
3. I Cried Like A Baby
4. I Can Love You Like A Woman (Or I Can Fight You Like A Man)
5. Flamin' Mamie
6. Something Inside Me
7. The Hunter
8. Queen Bee
9. I Don't Care No More
10. Come To Mama

ギターのクリス・ジョンソンは、この後のアルバムでもかなり参加していますが、サミー・ローホーンとは違ったソリッドでクリーンなストラトキャスター(だと思います)の音が印象的です。

Koko Taylor (ココ・テイラー)

LIVE FROM CHICAGO (1987)(Alligator)

Live From Chicago : An Audience With The Queen

 

1980年代には、ジェームス・コットンのライブ盤とともによく聴いた一枚です。

LIVE FROM CHICAGO (1987)(Alligator)
AN AUDIENCE WITH THE QUEEN

1. LET THE GOOD TIMES ROLL
2. I'M A WOMAN
3. GOING BACK TO LUKA
4. THE DEVIL'S GONNA HAVE A FIELD DAY
5. FIND A FOOL, BUMP HER HEAD
6. I CRIED LIKE A BABY
7. COME TO MAMA
8. I'D RATHER GO BLIND
9. LET ME LOVE YOU
10. WANG DANG DOODLE

このアルバムはシンプル、ストレートさが良いです。バックのメンバーはギター2人とドラム、ベースの4人です。ワイルドな感じの演奏が気に入ってます。ギターは、この頃ですからクリス・ジョンソンかと思いきや、「 MICHAEL "MR. DYNAMITE" ROBINSON 」と「EDDIE KING」です。

「EDDIE KING」は、ココ・テイラーのアルバムでは常連ですが、「 MICHAEL "MR. DYNAMITE" ROBINSON 」はこのライブ盤だけではないでしょうか。非常にカッコいいギターです。

 

Koko Taylor (ココ・テイラー)

Force of Nature (1993)(Alligator)

Force of Nature

Force of Nature (1993)(Alligator)

1. Mother Nature
2. If I Can't Be First
3. Hound Dog
4. Born Under A Bad Sign
5. Let The Juke Joint Jump
6. 63 Year Old Mama
7. Don't Put Your Hands On Me
8. Bad Case Of Loving You (Doctor, Doctor)
9. Fish In Dirty Water
10. Tit For Tat
11. Put The Pot On
12. Nothing Takes The Place Of You
13. Spellbound
14. Greedy Man

90年代になって、音が非常に良いです。これも名盤です。

Koko Taylor (ココ・テイラー)

Royal Blue (1993)(Alligator)

Royal Blue

Royal Blue (1993)(Alligator)

1. Save Your Breath
2. Hittin' On Me
3. Bring Me Some Water
4. But On The Other Hand
5. Don't Let Me Catch You (With Your Drawers Down)
6. Blues Hotel
7. Fuel To Burn
8. The Man Next Door
9. Old Woman
10. Ernestine
11. Keep Your Booty Out Of My Bed
12. Keep Your Mouth Shut And Your Eyes Open

 

ウィリー・ディクソン(WILLIE DIXON)

名ベーシストでプロデューサー、コンポーザーとしても凄い人

Born:1915 : Died:1992

チェス・レコードの多くのブルースマンの曲を書き、ベースを弾いてきた、戦後のシカゴ・ブルースの最重要人物の一人です。マディ・ウォーターズやハウリン・ウルフはもちろん、リトル・ウォルター、チャック・ベリー、ボ・ディドリーと言った人達の曲も多く書いています。もちろんベースもかなり参加しています。

ミシシッピー州ヴィックスバーグで生まれ、ゴスペルの環境で育ったようです。その辺りがバリエーションのある作曲に出ているのかもしれません。ブルースに限らずR&B的なもやロックン・ロールも沢山作っていますからね。

1936年にシカゴに出てプロボクサーを目指したらしいですから凄いです。かなりのところまで行ったようですが、金銭トラブルなどで4戦でやめたようです。39年からベースを弾き、バンドを結成し41年までクラブなどで演奏していましたが、徴兵拒否で逮捕されると言うアクシデントで、何年か服役しました。

出獄してから再度バンドでクラブ廻りなどをして、47年にはコロンビア・レコードと契約していますが、リリース状況はわかりません。ブルース・バンドというのではなく、ポップな曲などもやるバンドだったようで、50年代の初め頃まで活動したようです。

その一方で、マディ・ウォーターズとも知り合い、ブルース・セッションもやったりしていたようで、サウス・サイドのクラブでセッションをした時、クラブのオーナーであったチェス・レコードの社長、チェス兄弟と会ったようです。

53年頃からチェス・レコードで活動を始め、自分名義の録音などもしています。しかし彼の本領は作曲とプロデュース・アレンジなどにあり、ざっと挙げても「Hoochie Coochie Man」「Evil」「Wang Dang Doodle」「The Seventh Son」などの名曲があります。

また、どれほどの影響を与えているかはわかりませんが、一時期チェスを離れ2年間程「コブラ・レコード」に在籍していました。有名なコブラ・セッション56年、57年頃のオーティス・ラッシュの曲でもベースを弾いています。「I Can't Quit You Baby」を書いたのもディクソンで、ラッシュもこの曲には凄く感謝しています。

さらに、1984年にはブルース振興・アーティストの支援を目的とした「ブルース・ヘヴン・ファウンデーション」を設立しています。

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**追加記事など**

Koko Taylor (ココ・テイラー)
初期のアルバム

Koko Taylor (Chess)(1968)

koko-1968

まだブルースだけと言う感じにはなっていない頃で、R&B~ソウル的な曲も多いです。

Basic Soul (Chess)(1972)

Basic Soul (Chess)

こちらは、タイトルもソウルです。

South Side Lady (Evidence)
(1973)

South Side Lady (Evidence)

South Side Lady

 

ウィリー・ディクソンのCD・DVD・本など

I Am the Blues (1970)

いろんな人に提供した曲や、カバーされた曲を自らやっています。コンポーザーとしての発想とセンスは凄いものがあります。

I Think I Got the Blues (1973)

今、改めて見ると、バックのメンバーが凄いです。ハープにキャリー・ベル、ピアノにラファイエット・リーク、ギターはバスター・ベントン、マイティ・ジョー・ヤング、さらにフィル・アップチャーチの豪華版。

What Happened to My Blues (1976)

DVD

ウィリー・ディクソン

I Am the Blues 

シカゴでブルース最大レーベル「チェス」の最重要な人物。プロデュースからコンポーザー、ベーシストとして、ハウリン・ウルフからチャック・ベリーまで、この人なくしては語れません。
I Am the Blues

 

ウィリー・ディクソン自伝

I Am The Blues: The Willie Dixon Story

注:英語本です

 

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