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ロックンロール(Rock and Roll, Rock ’n Roll)

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ロックンロール (50年代半ば)

 ロックンロールの生成は、リズム&ブルースから変化していった事が大きな要因ですが、ヒルビリーと言う白人カントリーをルーツとするダンス音楽と組み合わさった「ロカビリー」の流行もあり、それらが後にロックとして発展していきます。ロックンロール自体の流行した時期はそれほど長くはありませんが、60年代になってイギリスの若者達がロックンロールやブルースをルーツとした音楽で、世界的にセールスを拡大して行き、それとともにブルースはいろいろな音楽に影響を残しています。

 ロックンロールがいつ誕生したかについては諸説がありますが、少なくとも1953年には、DJのアラン・フリードが「ロックンロール」と言う言葉を使ったらしいです。また1954年にヒットした、ビル・ヘイリーの 「ロック・アラウンド・ザ・クロック」 からとも言われます。

 53年頃には、メンフィスの『サン・レコード』からビッグ・ママ・ソートンが『ハウンド・ドッグ』ルーファス・トーマスが『ベア・キャット』のヒットを出し、同じくサン・レコードから『エルビス・プレスリー』がデビューします。シカゴの『チェス・レコード』からは『チャック・ベリー』、『ボ・ディドリー』なども出てきます。そして、ゴスペル的唱法からソウルを作った人達がどんどん出てきます。

  ニューオリンズのR&Bシーンも影響が強く、多くのヒットを持つファッツ・ドミノもロックンロールの人と語られる事も多かったです。

チャック・ベリー

チャック・ベリー・ベスト盤

これよりも10曲くらい多い28曲入りがありました。これでバッチリでしょう。最良の時期です。
ベスト・オブ・チャック・ベリー

SUPER DELUXE
CHUCK BERRY

ブルーズレーベルのチェスから出た、ロックンロールのスーパースターです。後のロックに与えた影響は大きいものがあります。やはり、55年のデビューから、60年頃までが好きです。

この数年間の彼は凄いものがあります。ちなみに55年の年間チャートで『メイベリン』は3位で、ファッツ・ドミノの『エィント・ザット・ア・シェイム』が2位です。

ウィリー・ディクソンがベースを弾いていますが、この人は本当にヒット・メーカーだと感じます。

ボ・ディドリー

ボ・ディドリー

これのアルバムは20曲入りですが、16曲入りがありました。ほぼ同時期のものですね。
ユニバーサル・マスターズ・...

21曲入りもありました。数曲違いましたが、あまり気にするほどではないですね。
ボ・ディドリー/グレイティスト・ヒッツ21

 

HIS BEST
BO DIDDLEY

やはり、チェスから出た人ですが、どちらかと言うとニューオリンズ風のR&Bナンバーが良いです。四角い箱形のギターで有名な人です。『ブルーズブラザーズ2000』にも最後の方に四角いギターで出ていました。

チャック・ベリーとはタイプが異なり、ロックン・ロールという印象はありませんが、日本の雑誌などではロックン・ロールを代表する一人のような感じで取り上げられていたような記憶があります。

ちなみに、この人も55年のデビュー曲『ボ・ディドリー』が年間チャートで10位以内に入ってます。この曲のピアノが『オーティス・スパン』と言うのも、ブルーズファンから見ると不思議な感じがします。凄い時代だったなと・・・。

当時のチェスレコードのドル箱ですから、ハープにリトル・ウォルターも参加したりします。ハープではビリー・ボーイ・アーノルドもなかなかです。

ハウリン・ウルフのバンドンに在籍した、ギターのジョディー・ウイリアムスも参加している曲もあります。

リトル・リチャード

リトル・リチャード

25曲入りがありました。この人は本当にロックン・ロールの権化のような感じです。まさにノリノリのロッキン・ピアノです。
Georgia Peach

HERE'S LITTLE RICHARD

私の場合ロックンローラーと言うと、ギターは『チャック・ベリー』、ピアノはこの『リトル・リチャード』くらいしか浮かばないのですが、切れまくりのこの人は大好きです。ニューオリンズのバックも良いです。

ライブ盤も面白いです。この人の場合は全部がロックン・ロールと言う感じです。

 

 

こちらも参考に

ファッツ・ドミノ

ファッツ・ドミノ

同じ時期のものです。やはり良い曲が多いです。代表曲のほとんどが入っています。さすがに良い曲が並んでいて、今更ながらに感心します。

Fats Domino Jukebox: 20 Greatest Hits...

ROCK AND ROLLIN' WITH FATS DOMINO

 ロックンロールのヒットメーカーで、15曲ものミリオン・セラー・シングルを出しています。しかし、私は50年代初期から半ば頃のデイヴ・バーソロミューと絡んでいる時期が好きです。

 すでに48年に"THE FAT MAN"のヒットがあり、その頃から、56年の"blueberry Hill"あたりや、"Blue Monday"の頃までが良いです。

 いずれにしても、知名度からいっても後のロック・ピアニストに与えた影響は大きい人です。

ビル・ヘイリー

一番最初のロック

 ビル・ヘイリー&コメッツ
ロック・アラウンド・ザ・クロック

 

ロック・アラウンド・ザ・クロック

 「一番最初のロック」、それは何だったのかと調べてみました。どうも1955年頃の「ロック・アラウンド・ザ・クロック」あたりのようです。

 その後、50年代末にロック&ロールのスターが相次いで死亡し、元気の良いロック&ロールよりも、ポール・アンカ、ニール・セダカと言った、ソフトなロッカ・バラードが流行するようになります。確かに、私が小学生の頃に、この人達は有名でした。

 ロックン・ロールは白人サイドで人気を維持して、後にビートルズを筆頭にローリング・ストーンズなどのヨーロッパから世界中にロック・ミュージックとして拡がっていきます。

エルヴィス・プレスリー

エルヴィス・プレスリー登場!

The Perfect Elvis Presley Collection
(20枚ものオリジナルを収録)

キング・オブ・ロックンロール

 ロックンロールの誕生と普及に大きく貢献した、最も有名な人だと思います。メンフィスのサン・レコードは、黒人ブルースマンのジュニア・パーカーもヒット曲を出しているレーベルですが、黒人のように歌える白人歌手が欲しいと言う、要望に応えたのが「エルヴィス・プレスリー」で、アメリカ史上最も成功した歌手となりました。

 

ジェリー・リー・ルイス
Jerry Lee Lewis

Essential Sun Collection

火の玉ロック

 ピアノのロックンローラーです。黒人のリトル・リチャードとどちらが激しいか、と言うくらい激しいです。まさに火の玉ロッカーで、ピアノに乗るは足で弾くはの人です。

エルヴィス・プレスリーの後、1957年にサン・レコードからデビュー、「火の玉ロック」のヒットを出します。

   

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蛇足

 当サイトでは、ソウル・ミュージックについては、少しだけしか取り上げていませんが、南部のソウル・シンガーは、かなりブルースも歌います。

 サム・クックはブルージーなシンガーで、R&Bからソウル(特に、ディープなサザンソウル)へと、重要な役割を果たした人です。

 この時代(1960年頃)は、R&B(リズム&ブルース)が下火になり、R&R(ロックン・ロール)が出てきて、そのR&Rも徐々に下火になり、ロック・ミュージックが盛んになってきます。

 ブルースは、いろんな音楽に影響を与え、参考にされてきましたが、ロックとの結びつきもかなりあります。

参考データ

Top Selling R&B
Artists年間売り上げのトップですが、枚数・金額はわかりません。

トップセールスをしたくらいですから、当然有名な人が並んでますが、3年連続トップの「ルイ・ジョーダン」と「ファッツ・ドミノ」は凄いですね。

1945 - Louis Jordan
1946 - Louis Jordan
1947 - Louis Jordan
1948 - Bull Moose Jackson
1949 - Amos Milburn
1950 - Johnny Otis
1951 - Percy Mayfield
1952 - B.B. King
1953 - The "5" Royales
1954 - The Midnighters
1955 - Fats Domino
1956 - Fats Domino
1957 - Fats Domino
1958 - Chuck Berry
1959 - Lloyd Price

ジョニー・B・グッド

 何と言っても1950年代の中頃の、ロックン・ロールの元祖の一人である「チャック・ベリー」のバンドのピアニストです。このアルバム(初めてのソロ・アルバムです)のタイトルである、「ジョニー・B・バッド」は「ジョニー・B・グッド」をもじったものですね。

 「ジョニー・B・グッド」と言う、ロックロールの中でも最も有名と言える曲のモデルがこの人です。チャック・ベリーのこの頃の録音は、「チェス・レコード」ですが、この人の他にも、オーティス・スパンがピアノを弾いてます。

 元はと言えば、チャック・ベリーがチェス・レコードから「メイベリーン」でデビュー(1955年)する前に、この人のトリオ・バンドに加入した事が始まりで、後にチャックがリーダーとなり活動しますが、この人のブギ・ウギのピアノを参考にチャックのギタースタイルも完成したとも言われます。

 長い活動の割りにソロ・アルバムは少なくて、1991年の「Johnnie B Bad」が最初になるようです。キース・リチャーズ(Keith Richards)エリック・クラプトン(Eric Clapton)等がサポートしています。とにかく、よく転がるロッキン・ピアノは最高です。

この後は数枚リリースがあり、 1995年の「Johnnie Be Back」は、バディ・ガイアル・クーパーあたりのサポートで、これも良い雰囲気です。

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